北村匠海×黒島結菜出演の映画『明け方の若者たち』

「DISH//」のメンバーであり俳優として大活躍している北村匠海と、今年の4月より放送をスタートした話題の朝ドラ『ちむどんどん』のヒロイン・黒島結菜が出演している映画『明け方の若者たち』をご紹介。

北村匠海×浜辺美波の共演はここから始まった『君の膵臓をたべたい』(実写映画版)

映画『明け方の若者たち』あらすじ

子供ではない20代前半の青い春

東京の明大前で開かれた学生最後の飲み会。皆が楽しく笑うなか退屈な<僕>は、偶然出会った<彼女>に、一瞬で恋をした。恋人になった僕らは2人だけの思い出を築いていくことに。下北沢のスズナリで観た舞台、高円寺で一人暮らしを始めた日、フジロックに行く会社の上司に対抗するために旅をした7月の終わり・・・。世界が<彼女>で満たされる一方で、社会人になった<僕>は、〝こんなハズじゃなかった人生″に打ちのめされていく。希望に満ちあふれた会社で息の詰まる思い、夢見た未来とは異なる現実。夜明けまで飲み明かした時間と、親友と彼女だけが救いだった刹那的に過ぎていったあの頃。楽しい20代前半。でも、<僕>は最初から分かっていた。このかけがえのない大切な時間に、終わりがくることを・・・。

感情移入してしまう等身大の若者たち

「いま」を体験している大注目の北村匠海と黒島結菜

Twitterのフォロワーは14万人以上にも上り、10~20代から圧倒的な支持を獲得した作家・カツセマサヒコのデビュー作『明け方の若者たち』を映画化。Twitterでの“妄想ツイート”が話題となり、140字で人々を魅了し続けた。「いま」を切り取った若者たちに放つ「言葉・感情・思い」をぶつけた作品だ。
本作の出演者で自分の想いを表にあまり出さないが強い意志を持っている<僕>を演じるのは、ダンスロックバンド「DISH//」のメンバーであり映画『君の膵臓をたべたい』『東京リベンジャーズ』などで俳優としても活躍している、北村匠海。飲み会で<僕>が一目で恋に落ちる<彼女>を、2022年4月より放送のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』でヒロインを演じる今最も注目されている女優、黒島結菜。朝ドラとは異なり自然体で淡々としながらも何か想っている<彼女>が見れる。そして、<僕>の会社の同期で後に親友となる新入社員の<尚人>の存在も外せない。彼を演じるのは、映画『ニセコイ』やテレビドラマ『ウルトラマンタイガ』などに出演していた俳優・井上祐貴。明るい性格と優秀で頼りなる<僕>を近くで支えてくれる頼もしいキャラクターだ。

「何か」に気付く<僕>の本編と<彼女>のアナザーストーリー

“大人”が分からない学生を終えて“大人”を知る新社会人

もし、学生が観るなら最初に伝えておくと、序盤で描かれている学生最後の飲み会は内定を勝ち取った人たちの集まりだ。勝ち組たちによる男女の楽しい飲み会。どこに内定?どこに就職?…だけど、関係ない。なぜなら、この物語は20代前半で誰しも少しは感じる青春であり、どこか共感ができる未来ある若者たちの想いなのだから。それに全員が幸福な人生を歩むわけでもない。将来への希望ともどかしさの現実で揺れ動く学生から社会人。それと並行して描かれる<僕>と<彼女>の恋愛模様。<僕>が<彼女>に沼のように入り浸った恋がどこまで続いていけるのか…。何も知らないで観たら途中で「えっ⁉」と思うはずだ。社会人の人は、あの頃の青春と思って観るのも良いかもしれない。忘れかけていた青春でもあり自分を見つめ直すきっかけになるだろう。最後のほうに語られる会話のシーンは大人になるにつれ理解が増していき共感できるはず。
ちなみに、<彼女>の目線で描かれたスピンオフ作品『ある夜、彼女は明け方を想う』がAmazon Prime Videoで配信中。<僕>に会う前後を描いた作品で<彼女>が何を想っていたかがコレを観れば分かる。彼女にとって彼氏の<僕>とは? 45分と時間が短く、本編を観たら絶対に気になる作品なので要チェックだ。

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