最新技術で描く夢の対決！ウィル・スミスVSウィル・スミス

名俳優のウィル・スミスがベテランスナイパーに扮し、30年前の若き自分（クローン）との対決が描かれることで話題となった映画『ジェミニマン』。
同じ人間の現在VS過去という夢の対決を見事に実現させた『ジェミニマン』の見どころを紹介する。

ウィル・スミスの名演が光る一人二役

ウィル・スミス（現在）が演じるのは伝説のベテランスナイパー＝ヘンリー。
物語は、引退を決意した彼が政府からの依頼を受けるところから始まります。
そのミッションの最中、何者かからの襲撃をうけてしまうヘンリー。
当然ヘンリーは応戦しますが、襲撃者はこちらの動きや考ええを見越したかのような戦い方をしてくるのです。
謎の襲撃者との幾度かの交戦で、ヘンリーは襲撃者の信じがたい正体を突き止めます。
その正体こそが、現在のヘンリーを打ち倒すために作られた、30年前のヘンリーのクローン。
姿形も若い頃のウィル・スミスです。
戸惑いながらも、ヘンリーは自身のクローンとの戦いを余儀なくされることに。

最新の映像技術が生み出す驚愕の戦闘シーン

そんな現在VS過去のヘンリーの戦闘シーンは圧巻であり、見事なもの。
特に中盤の洞窟での殴り合いのシーンは、多少CGっぽさを感じる人もいるかもしれませんが、それでも他のアクション映画と遜色ないクオリティで、迫力とスピード感ある戦闘を楽しませてくれます。
同じ体、同じ思考をもち、違うのは年齢のみという2人の人間の決着が、何を起点に、どういった形で着くのか、ぜひ注目してください。

『ジェミニマン』はクローンの人権を考える映画でもある

ここまで『ジェミニマン』のアクションや映像技術の魅力をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか？
最後に、『ジェミニマン』はアクション映画として優れているだけではなく、「クローンの人権問題」について考えさせられる映画でもあります。
果たしてクローンのヘンリーは、いったい誰が何の目的で作ったのか？
その答えがわかったとき、私たちの未来にも訪れるかもしれないクローン問題について思いを馳せてみるのもよいかもしれません。
それでは。