配信開始目前のNetflixオリジナルアニメシリーズ『ドラゴンズドグマ』の見どころを、本作の基となった同名ゲームやり込み勢の筆者がご紹介。剣や魔法などのファンタジー要素に彩られた壮大な物語と、主人公が歩む旅路の行方とは…!?
知る人ぞ知る名作ゲーム『ドラゴンズドグマ』
2012年にカプコンより発売され、2020年6月30日時点で全世界累計530万本の販売を記録しているオープンワールドのアクションゲーム。物語の流れとしては、ドラゴンにより心臓を奪われた人間“覚者(かくしゃ)”が、自身の心臓を取り戻すために冒険していく王道ファンタジーもの。
映画好き兼ゲーマーである筆者も、PlayStation®3で発売された『ドラゴンズドグマ』からやり始め、DLCである黒呪島が実装された『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』もPlayStation®4でずーっとやってました。見るからに剣士のファイター、弓と短剣で戦うストライダー、魔法使いのメイジなどなど…。ジョブを選んでプレイしていたことは良い思い出です。
【ストーリー】主人公を襲った悲劇から始まる壮大なアドベンチャー
本作の主人公となるイーサン(CV:中村悠一)は、悲しい過去を持ちつつも勇敢で優しい心の持ち主。 彼は平穏な村カサディスで恋人と一緒に暮らしていたが、その平和な日常をたった1日で奪われてしまう。そう、100年もの長い間、姿を現さなかった大いなる存在に。
日常の崩壊とイーサンがなってしまった“覚者(かくしゃ)”とは
カサディスの村に突如飛来したのは、大きな赤いドラゴン。瞬く間に建物や村人を焼き払った怪物に、イーサンは勇敢にも立ち向かうが歯が立たない。絶体絶命の瞬間を迎えたイーサンだったが、ドラゴンは彼の心臓を奪い、飛び去ってしまう。しかし、彼は再び目を開ける。心臓を奪われ、ドラゴンに立ち向かうことを運命づけられた“覚者(かくしゃ)”として…。
覚者を助け覚者に従う“従者”ポーンのハンナが登場
ほどなくして、絶望を味わったイーサンの前に“従者(ポーン)”と呼ばれるハンナ(CV:水樹奈々)が現れる。心臓を奪われ、倒れていたイーサンを助けたのは彼女だったが、ポーンは人の様な見た目をしていても感情は薄く、実際は人とは異なる存在。覚者を助け覚者に従うのが使命らしく、イーサンを助けたのだった。
人知を超えた存在のドラゴンから心臓を取り返せ!
イーサンは自身の心臓を取り戻すため、ハンナと旅に出ることを決意。しかし、この旅が過酷な道のりになるとは、この時点では誰も知る由がなかった…。イーサンは無事に心臓を取り戻せるのか!? ドラゴンの目的とは? 壮大な冒険が今始まる。
【レビュー】ゲーム経験者と初見組で違う楽しさが味わえる大人向けのファンタジー
ゴブリンやサイクロプスなど、ファンタジー作品に出てくるモンスターたちが登場する本作。戦闘や誘惑など、大人向けの要素はあるものの、全体的な物語は謎解き要素もあって面白いです。イーサンとハンナの声を担当している声優お2人の演技力も重なり、非日常的な物語に臨場感を感じさせてくれるので、その点も見どころ。
ゲームシリーズ経験者にとっては、本作の数々のシーンを見るだけでもチェックの価値あり。プレイしたゲームの思い出が各話で思い出せることと、アニメーション(フルボイスありで)として世界観を楽しめるのも2重でおいしい。また、久々にゲームをやり直したくなるクオリティの作品なので、是非ご覧いただきたいです。
Netflixにて、2020年9月17日(木)より全世界独占配信
(情報は記事公開時点の内容です)