テイクアウトグルメドラマで主演・眞島秀和。待望のシーズン2「#居酒屋新幹線2」がついに開店！

出張帰りの新幹線でのひと時を居酒屋に見立て、その土地の名物グルメとお酒を紹介するテイクアウトグルメドラマ「#居酒屋新幹線」。衛星放送協会オリジナル番組アワードで三部門もの最優秀賞に輝いた人気ドラマの新シーズン「#居酒屋新幹線2」がついに開店！　そこで今回は、損保会社の内部監査室で働き、地方回りをするサラリーマンの高宮進を好演している眞島秀和に、シーズン1から最新作まで語ってもらった。

シーズン2で再び主人公を演じるにあたって

「反響がこれほどとは思っていなかったので正直なところ驚いています(笑)」

シーズン1の反響がこれほどとは思っていなかったので正直なところ驚いています(笑)。でもみんなで一緒に作り上げた作品の評判が良くて、シーズン2としてまた制作できることになったこと自体がすごく嬉しいですね。前回は東北新幹線の旅でしたけれど、今回は北陸・上越方面のグルメとそれに関わる人たちを紹介します。

進を演じる際に気を付けるのは食事のシーンで汚い食べ方にならないように。必要以上に表情を作ったりせずに自然体の演技を心がけていますが、逆に無表情な芝居だったら心の声であるモノローグでは弾けてみたりして。その辺はコメディの要素でもあるので、ふり幅をどう広げるかは俳優として楽しみな部分でもあります。

本シリーズに参加して受けた影響

「必要以上に表情を作ったりせずに自然体な演技を心がけています」

シーズン1に参加してからは、地方に行った帰りにはせっかくだからご当地グルメを探したいなと考えるようになりました。本当にいろんな地域にクラフトビールなど新しい挑戦をしている方がたくさんいらっしゃるので、「こういうご当地モノもあるのか、ふむふむ」と思いながら、仕事終わりの帰り道のちょっとした楽しみとして“リアル居酒屋新幹線”を実践しています(笑)。

印象に残っている撮影について

「刃物で有名な燕三条は大好きな場所です」

シーズン1で印象深かった撮影は宇都宮・古酒編で訪れた「どうくつ酒蔵」。そこではお酒の予約ができるのですが、僕が60歳になったら還暦のお祝いとして届くよう注文中です(笑)。

一方、シーズン2では、新高岡編で行った日本のベニスとも称される富山県射水市が良かったですね。それと刃物で有名な燕三条も楽しかったなあ。メイド・イン・ツバメと言われる製品がある町で、僕もフライパンや爪切り、タンブラーなんかは何年も前から使っていて大好きな場所です。

他にも金沢ではカブとカブの間にブリが入っている「かぶら寿し」というものを初めて食べましたが、とても美味しかったですね。ロケをさせていただいたお店では期間限定の特別品が売られていて、すでに実家用に手配済みです(笑)。

本シリーズの見どころについて

「地域おこしに少しでも貢献できればいいなという思いは常にあります」

このドラマの主役は美味しい食べ物とお酒とも言えるので、地域おこしに少しでも貢献できればいいなという思いは常にあります。

シーズン2では北陸・上越方面の美味しいテイクアウトグルメや見どころがたくさん登場してきます。ご当地食材、地酒、ちょっとした人との交流など、今回もゆる～く楽しめる作品になっていますので、どうぞ期待してご覧ください。

たぶん何話から観ても大丈夫だと思います。そこがこのドラマのいいところなんですよ(笑)。

HIDEKAZU MASHIMA
1976年11月13日生まれ。
主演に抜擢された映画「青～chong～」(’99)でデビュー。「おっさんずラブ」シリーズ、「麒麟がくる」(’20)、「ある男」(’22)、「しょうもない僕らの恋愛論」(’23)ほか数々の映画、舞台、ドラマに出演。23年秋、舞台「My Boy Jack」で戦地に息子を送り出す父親役を熱演。現在、「彼方のうた」が公開中、「おっさんずラブ-リターンズ-」が放送中。

Photo：平野司　Text：足立美由紀　ヘアメイク：佐伯憂香　スタイリスト：増井芳江　衣装協力：suzuki takayuki