寒い季節は暖かい飲み物を用意してじっくりと名作映画を堪能するのも至福の時間。
1999年に日本で公開されて多くの映画ファンを魅了した『海の上のピアニスト』が《イタリア完全版》で美しく蘇り、今年日本で公開された。
1999年の日本公開版よりも45分長いオリジナル版で、至福の時間をゆっくりと過ごすのにお誂え向きだ。
あらすじ
船内に置き去りにされた赤ん坊が成長し…
1900年、大西洋を航行する豪華客船ヴァージニアン号の船内で、置き去りにされた男の赤ちゃんが見つかった。
1900(ナインティーン・ハンドレッド)と名づけられた彼は、一度も船を降りることなく成長し、やがてピアニストとしての才能を開花させていく。
仲間は才能を生かすため船を出るよう勧めるが、船の中の世界が全ての彼は降りようとしなかった。
そんな彼は、ある日偶然見かけた美しい少女に心惹かれて…。
『ニュー・シネマ・パラダイス』の名匠が描く感動モノ
監督は『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレで、世界市場を視野に入れた同監督にとって初の英語作品となっている。
豪華客船の中で生まれ育ち、船内のダンスホールでピアノを弾き続けた男を繊細かつ感動的に描いた、現代の寓話とも言えるヒューマンドラマだ。
エンニオ・モリコーネによる楽曲も聴きどころ
天才的なピアニストである主人公を演じるのは『レザボア・ドッグス』のティム・ロス。
孤独な男を独特の愛嬌を持って好演している。
映画音楽の名匠エンニオ・モリコーネによる数々の楽曲も素晴らしい。
[字]2020年12月20日(日)21:00~24:00
[字]2020年12月25日(金)16:50~20:00
[字]2020年12月30日(水)6:00~9:00
[吹]2020年12月23日(水)25:10~27:30
※スターチャンネル3での放送は[イタリア完全版]ではございません。