アカデミー賞外国語映画賞ほか4部門を受賞した『グリーン・デスティニー』

アカデミー賞において、作品賞とはまた違う方向性で注目される外国語映画賞。
第73回アカデミー賞で外国語映画賞を受賞したのは『グリーン・デスティニー』だ。
本作は外国語映画賞以外にも、英語以外の言語がメインの作品ながら、アカデミー賞作品賞、監督賞、脚色賞ほか9部門でノミネートされており、撮影賞、作曲賞、美術賞も受賞している。

あらすじ

名剣の使い手リーは剣を置く決意をするが…

19世紀初め、名剣“碧名剣”（グリーン・デスティニー）の使い手として名を轟かせるリーは修業を切り上げ、女弟子ユーのもとを訪れる。
リーは荷物運送の警護で北京に行くユーに、碧名剣をティエ氏に届けるように頼む。
リーはかつて師匠を殺した“碧眼狐”という敵について長年その正体を探っていたが、静かな生活を求めて剣を置く決意をしていた。
一方、まもなく北京に到着したユーは無事に剣を届けるのだったが…。

4人の男女の愛を描いたアクション・ラブロマンス

名剣をめぐって繰り広げられる4人の男女の愛を壮大に描いたアクション・ラブロマンス。
監督は『ライフ・オブ・パイ／トラと漂流した227日』と『ブロークバック・マウンテン』でもアカデミー賞監督賞を獲得したアン・リーが手がけ、武侠映画の世界に挑戦している。

竹林で繰り広げられるアクションシーンが圧巻

本作の魅力は『マトリックス』のアクション監督、ユエン・ウーピンによる圧巻のワイヤーアクション。
まるで絵巻物のような竹林で繰り広げられる美しいアクションシーンをたっぷりと楽しむことができる。
チョウ・ユンファやチャン・ツィイーらアジアの実力派俳優たちが華麗なアクションやラブロマンスに挑んだ。

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