数多くのBLの映像作品が制作されるようになった昨今。
昔からあることにはあったが、もっと密やかなものだったし、知名度の高い人気俳優の出演はあまりなかったように思う。
それがガラリと変わったのは、この作品の功績が大きいと言えるだろう。
ドラマシリーズ『おさラブ』こと『おっさんずラブ』だ。
一大ブームを巻き起こして社会現象にまで発展し、映画化までされて『劇場版おっさんずラブ～LOVE or DEAD』が制作された。
あらすじ
ドラマシリーズから1年、牧と春田には距離ができてしまい…。
舞台となるのはドラマシリーズから1年後。
牧（林遣都）は本社のプロジェクトチームに加わり、仕事に追われる日々を送っていることもあって、春田（田中圭）と距離ができてしまう。
そんな中、本社プロジェクトチームのリーダーである狸穴（沢村一樹）が春田たち第2営業所のメンバーに即刻営業所から立ち去るよう言い放つ。
狸穴のそばに立つ牧の姿に動揺した春田を励ます新入社員のジャスティスこと山田正義（志尊淳）。
再び恋心が再燃した黒澤部長（吉田鋼太郎）も加わったことで、おっさんたちによる「五角関係」の大混乱となってしまう。
果たして春田と牧の恋の行方は…!?
おっさんたちがかわいくてキュンキュン！
このシリーズの魅力はやはり何といっても、おっさんたちにキュンキュンするところ！
ダメ男だけれど放って置けない愛嬌がある春田は、芯は誠実で真面目なところがいいし、黒澤部長はヒゲが似合う正真正銘のおっさんなのに乙女かと言わんばかりにいじらしい。
初々しい高校生などではなくいい年をしたおっさんたちなのだけれど、それぞれ一生懸命に恋をしていて、だんだんと不思議なほどに可愛く見えてくるハズ。
牧&春田派は劇場版に満足できるハズ！
大好評だったドラマシリーズの『おさラブ』は第2シーズン『おっさんずラブ～in the sky～』も制作されたが、こちらはパラレルワールドと言える世界観で不動産業界ではなく、航空業界を舞台にしたドラマ。
業界が変わっただけじゃなく出演者の顔ぶれも変わり、牧が登場しないことを嘆くファンが続出した。
「私にとっての『おさラブ』は牧と春田！彼らじゃなきゃイヤ！」という方は、『劇場版おっさんずラブ～LOVE or DEAD』に満足してもらえることだろう。
うちで過ごす時間にドラマシリーズの第1シーズンからおさらいして、たっぷりと『おさラブ』シリーズを楽しむのもいいかもしれない。
