豪華絢爛なミュージカル映画「オペラ座の怪人」に酔いしれる

「キャッツ」「エビータ」などの有名ミュージカルを生みだした天才作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバー。彼の代表作「オペラ座の怪人」が2005年に映画化されました。世界中で上演される大ヒット作です。今回はミュージカルオタクの筆者が解説していきます。

あらすじ

19世紀のパリ、オペラ座。その地下に住む謎の怪人ファントム(ジェラルド・バトラー)は、コーラスガールのクリスティーヌ(エミー・ロッサム)を見初め、姿を隠して歌のレッスンを施す。指導のおかげで彼女は急遽代役として出演したオペラで素晴らしい歌声を披露し、大絶賛を浴びる。

そんなクリスティーヌに熱い視線を注ぐのは、幼なじみの青年貴族・ラウル(パトリック・ウィルソン)。彼女の楽屋を訪れて再会を喜んだのも束の間、クリスティーヌが楽屋から忽然と姿を消してしまう…。

「オペラ座の怪人」の原作とは?

幾度となく映画化されてきた「オペラ座の怪人」。原作はフランスの怪奇作家ガストン・ルルーの小説です。そちらを元に、オペラ座の地下に住まう怪人“ファントム”と歌姫の悲恋をドラマティックに描いています。

ほか、同じ原作を扱ったミュージカルもあります。アーサー・コピット&モーリー・イェストンによる「ファントム」です。こちらは同様のあらすじですが、登場人物や楽曲が異なっているので、見比べてみるのも楽しいかもしれません。日本公演は2019年版DVDが発売されています。なお私のオススメは宝塚雪組版です。ファントム役望海風斗の圧倒的な歌声にさめざめと泣きました。

劇団四季版吹き替えは超豪華!

公開当初は吹き替え版が存在しなかった「オペラ座の怪人」ですが、2010年に当時の劇団四季キャストによるものが金曜ロードショーにて放送されました。個人的には高井治さんのファントムが観られるのでとてもオススメです。また、現在ではファントム役を演じている佐野正幸さんがラウル役を務めていることもポイント。日本でも有数の劇団がおくる、原語版とは異なる魅力をお楽しみください。

最後に

いかがでしたでしょうか?

2020年10月から劇団四季にて上演することが決定しています。いまから楽しみですね!

また、舞台をパリからニューヨークに移し、ファントムの失踪から10年後を描いた続編「ラブ・ネバー・ダイ」という作品もあります。気になった方はぜひチェックしてみてください。
(情報は記事公開時点の内容です)

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