吹き抜ける風に冷たさを感じ、日に日に秋の深まりを感じるようになったこの季節。
人肌が恋しくなってくる秋にはラブストーリーがよく似合う。
暖かい飲み物を片手に恋愛モノの金字塔と言われる『マディソン郡の橋』を午後のひとときに味わってみてはいかが？
「たった4日間だけの本物の恋」を描く
世界中でベストセラーになったロバート・ジェームズ・ウォーラーによる同名小説の映画化。
「たった4日間だけの本物の恋」を描いて多くの人の心を鷲掴みにした、大人のためのラブストーリーだ。
大人の男女が出会って恋に落ち、別れることを余儀なくされるというシンプルな物語だけに、ストレートに心に刺さる。
名優たちが紡ぎ出す珠玉の愛の物語
主演を務めるのは製作・監督も手がけたクリント・イーストウッド。
大人の色気を漂わせて、飄々としたカメラマンを好演している。
相手となる主婦には名女優メリル・ストリープ。
こちらも片田舎の農場の主婦をハマり役で扮している。
言うなれば不倫ドラマだが、2人の名演によって珠玉の愛の物語に昇華されている。
留守番をする主婦のもとに男が訪ねてきて…
アイオワ州マディソン郡。
農場で夫と2人の子供とともに、平凡ながら穏やかな日々を送る主婦、フランチェスカ。
あるとき、子牛の品評会に夫と子どもが出かけて4日間ひとりで留守番することになる。
そこへ、この近くの屋根のある橋ローズマン・ブリッジの撮影にきたものの、道に迷ったというカメラマンのロバート・キンケイドが訪ねてくる。
