レオナルド・ディカプリオにオスカーをもたらした『レヴェナント:蘇えりし者』
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2021年2月28日に開催される予定が新型コロナウィルス感染拡大予防のために4月25日に延期となった第93回アカデミー授賞式。
本来なら日本では年度の終わりが近づいてくるとそろそろアカデミー賞の季節だなぁというイメージだったが、今年は新年度となってから開催となった。
年度締めの慌ただしい気分とはまた違ってソワソワしがちな新年度だが、ここいらであらためてアカデミー賞関連作を振り返ってみてはいかがだろう。
『レヴェナント:蘇えりし者』はレオナルド・ディカプリオにアカデミー主演男優賞をもたらしたサバイバル劇だ。

あらすじ

瀕死の重傷を負った主人公は生き埋めにされ…

舞台は1823年の開拓期のアメリカ。
ハンター集団の案内人を務める罠猟師のヒュー・グラスは、先住民の襲撃から逃れて故郷への帰路に着くものの未開の地で熊に襲われてしまう。
瀕死の重傷を負ったグラスの移動は不可能と判断され、彼の息子とハンター2人を残して一行は先を急ぐ。
ところが、グラスに敵意を抱いていた狩猟チームのメンバーであるフィッツジェラルドは息子を殺害し、グラスを置き去りにしてしまう。
なんとか命を取り留めたグラスはフィッツジェラルドへの復讐を胸に壮絶なサバイバルを繰り広げる。

監督とカメラマンが連続受賞を達成!

本作で過酷な役柄を演じたレオナルド・ディカプリオは初ノミネートから22年も経ち、5度目のノミネートでついにアカデミー賞を受賞し悲願達成となった。
彼の他に作品賞・監督賞など第88回アカデミー賞において最多の12部門にノミネートされた本作。
アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督が『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』に続いて2年連続で監督賞を獲得し、撮影のエマニュエル・ルベツキも3年連続で撮影賞を受賞している。

息子を殺された男をディカプリオが熱演

実話に基づいた小説を原作とする本作で、オスカーを獲得したレオナルド・ディカプリオが演じるのは伝説のハンター。
目の前で最愛の息子を殺害され、生き埋めにされた男が息子の復讐のために過酷な環境を生き抜いていく様をディカプリオが渾身の演技で見せる。
息子を殺した彼の敵となる男を『インセプション』でもディカプリオと共演したトム・ハーディが演じている。

放送情報

ザ・シネマ

[字]2021年4月24日(土)21:00~23:45[R15+]
[吹]2021年4月30日(金)12:30~15:15[R15+]
[字]2021年4月30日(金)21:00~23:45[R15+]

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