殺人鬼、幽霊、人形、宇宙人など、ホラー映画の世界も千差万別。
さて、迫りくる魔の手が現れるときには一定の法則が存在するのをご存じだろうか?
今回はその前兆といえるさまざまなケースを紹介。「君子危うきに近寄らず」ならば災厄も逃れられたのだが…。
Case1.引っ越し先に異変あり
『悪魔の棲む家(1979)』
ニューヨーク郊外の屋敷に引っ越してきた平凡な一家が、身の毛もよだつ超常現象の数々に見舞われていく。異様な雰囲気を漂わせる屋敷、何かを感じ取る家族、ハエの大群、訪れる神父にふりかかる災い、忌まわしい惨劇の過去…。今ではお決まりになったホラー映画の象徴的なシーンがクライマックスに向けてじっくりと恐怖感を煽っていく。
Case2.知らない森には近づくな
『死霊のはらわた(1981)』
とある森を訪れた若者たちが、そこで偶然見つけた呪文を使って邪悪な死霊たちを復活させてしまったことから遭遇する恐怖を描いたスプラッターホラー。『スパイダーマン』シリーズで知られる人気監督サム・ライミの長編監督デビュー作で、今なおカルト的人気を誇る一作。
Case3.人形に魂が宿っていたら…
『チャイルド・プレイ』
ブードゥー教の黒魔術によって殺人鬼の魂が宿った子どものおもちゃ「グッドガイ」人形に、母と幼い息子が襲われる恐怖を描く。ホラー映画界の人気キャラクター“チャッキー”が初登場する大ヒットシリーズの第1弾。
Case4.曰くつきの場所でキャンプはNG
『13日の金曜日(2009)』
1980年に第1作目が公開され、殺人鬼ジェイソンのキャラクター性やスプラッター描写など、以降のホラー映画に多大な影響を与えた名作のリメイク。青春を謳歌する若者たちが、曰くつきのキャンプ場を訪れたことでホッケーマスクの大男に襲われる惨劇を描く。
Case5.呼吸の音すら恐怖に変わる
『クワイエット・プレイス』
壊滅状態となった地球で、音に反応して人間を襲う“何か”に怯えながら生活する家族の運命をスリリングに描くサスペンスホラー。“呼吸の音さえ恐怖に変わる”という新たなホラー体験が大きな話題を呼び、低予算ながら全米サプライズヒットを記録。その後、続編の製作も決定した。