ベルギーの新鋭監督ルーカス・ドンの初長編作『Girl/ガール』
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ベルギーの新鋭監督ルーカス・ドンの初長編作で、カンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)ほか数々の映画賞に輝いた感動ドラマ。“バレリーナになろうと奮闘するトランスジェンダーの少女”の新聞記事に心を動かされたルーカス・ドンが約9年ものアプローチの末に映画化。現役ダンサーとして活躍するビクトール・ポルスターが、映画初出演ながら主人公の繊細な表情や心の機敏を見事に表現。バレエシーンの圧倒的なパフォーマンスも必見。

ベルギーの新星ルーカス・ドンのセンセーションなデビュー作

バレリーナになるために奮闘するトランスジェンダーの少女の新聞記事に心を動かされた、当時18歳のルーカス・ドンが、「必ず彼女を題材にした映画を撮る」という強い思いから誕生した『Girl/ガール』。長編デビュー作ながらカンヌ国際映画祭に選出され、メディアからは“奇跡のように完璧なデビュー作”と賛辞を受け、カメラドール(新人監督賞)を受賞。また、アカデミー賞®外国語映画賞〈ベルギー代表〉選出、ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞ノミネートという快挙も成し遂げた。評論家・観客からは“ニュー・ドラン”とも称される、今世界が熱視線を送る注目の新鋭監督のひとり。

現役トップダンサー&天才振付師

主演のビクトール・ポルスターは、アントワープ・ロイヤル・バレエ・スクールに通う現役のトップダンサー。“性別を超越した美しさ”と絶賛され500人を超える候補者の中から選出。初の映画出演でシスジェンダーでありながらララの繊細な表情や思春期の心の機微を見事に表現し、カンヌ国際映画祭・ある視点部門で最優秀演技賞を受賞。バレエシーンでは圧倒的なパフォーマンスを見せている。その息をのむほどに美しいバレエシーンの振付は、ベルギーが世界に誇る振付師でコンテンポラリー界の旗手、シディ・ラルビ・シェルカウイが担当。

本当の自分自身でいるために

15歳のララはバレリーナになる夢を抱くが、それは簡単なことではなかった。なぜなら彼女は男性の体に生まれてきたから。それでも強い意志と才能、全力で夢を応援してくれる父に支えられ、難関バレエ学校への入学を認められる。夢を実現するため、毎日厳しいレッスンを受け、血のにじむような努力を重ねるララ。だが初めての舞台公演が迫る中、思春期の身体の変化や、ライバルの心ない嫉妬が彼女の心と体を追いつめていく。
父と娘の美しき絆、そして映画史上最も鮮烈でエモーショナルなクライマックスに心震える感動作。

スターチャンネル1

Girl/ガール
2020年8月3日 7:00~9:00(字幕)
2020年8月21日 10:30~12:30(字幕)
※スターチャンネル3で吹き替え版の放送あり

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