【映画×モンスター】No.6｜知ってる人ぞ知るホラー・コメディ『ザ・フィースト』

【毎週土曜日更新】今回は今のご時世では絶対“金ロー”では放送できないであろう、モンスター映画『ザ・フィースト』をピックアップ。本作は知る人ぞ知る最高だけど最低の映画。エログロ、いやグロエロ？　ともかく、血肉が飛び交う作品が好きな人には刺さるかも？

【はじめに】最高なのに最低！？『ザ・フィースト』とは

脳筋モンスター降臨！王道をぶっ壊す展開が最高

『ザ・フィースト』は2006年に制作されたホラー・コメディで2008年に劇場公開…。え…劇場公開されていたんですねぇ。大画面であの展開が見れるとは…是非見たかった。
舞台はいつもと変わらないお馴染みのメンバーが集まったとあるバー。そこに突如として現れたのは銃を持った男。まさにヒーロー！　のような姿だったけれど、生き残りたければ…と指示を出す前に怪物に襲われて即退場。次に現れたのは同じく何かに追われているヒロインのような女性で…。と、カンタンにあらすじを説明するとこんな感じ。お察しの通り、そう、王道パターンをことごとく裏切ってくれる映画、それが『ザ・フィースト』。

ちなみに、このかわいそうな“ヒーロー”を演じているのはエリック・デイン。重要な役割とはいえ、出演時間がかわいそう…。ですが、このヒーロー＝即退場のお決まりはシリーズに受け継がれていくので、視聴する機会がありましたら要注目ポイントです。

そして面白いけどところどころアレな最低（最高）な映画(笑)

ズバリ、なにが最低かというとちょっとエッチぃシーン！　怪物映画にこの手のシーンはド定番ですが、本作はその対象が怪物というところ。まぁ。この手のものが好きな人もいるし、多少はね？　と思うじゃないですか。違うんです。生存者が知恵を振り絞ってようやく怪物を一匹倒す⇒怪物の数が減る⇒大人の怪物二匹が数を整えるために繁殖行動⇒一瞬で妊娠＆出産⇒はい、数的有利復活！はじめから遊べるドン！　まぁ、さすがに詳しい描写はないのでご安心を…。けど、この展開、、嫌いじゃないんですよね～(笑)。

【モンスター】No.6『ザ・フィースト』

パワー！パワー！！パワー！！！な脳筋モンスターが魅力

『ザ・フィースト』。先に言っておきますね。見るときは自己責任でお願いします(笑)。

『ザ・フィースト』に登場する「モンスター」とは？　

怪物の特徴
牙をむき出しにして少し姿勢を悪くさせて近代兵器をすべてとって、パワー全振りにした髪のないプレデターってところでしょうか…。ただし、その脳筋モンスターっぷりは目を見張るものがあり、生きた人間の頭をそのまま引きちぎれるし潰せるし場合によってはパンチで体を貫通させることも可能とまさに脳筋！　打たれ強くはない？　ので、人間にも勝ち目はあるけれど…。

成長方法
はい、合体です！　もう一度言うと合体です。ここまで言い切れば本作がどういう作品かお分かりかと思いますが、最高で最低、それこそが『ザ・フィースト』。
ちなみに、シリーズを重ねていくとこの「成長方法」や怪物たちそれぞれの「個性」であったりが目立ってくるので、ご視聴の際はくれぐれもご注意ください。また、小さいお子様には絶対に見せないでください。色々とアレなので。

『ザ・フィースト』の魅力

もちろん、最高にして最低。これにつきます。色々なもののごった煮。闇鍋のような本作ですが間違いなく面白い作品で、映画好きな人にこそ見てほしいまであります。色々な映画を見ていると展開が予想できるようになって、映画好きとしてはけっこう寂しくなるんですが『ザ・フィースト』はことごとくその予想を裏切ってくれる悪ノリのオンパレード。始まり方も終わり方も斬新なので、シリーズでイッキ見もおすすめできます。が、結構エログロなので耐性がない方はキツイかも…。

【最後に】『ザ・フィースト』が金ローでもし放送されたら…燃えてそう(笑)

『ザ・フィースト』。見たことがある人はきっと今も脳裏に焼き付いていることでしょう。まさかの人員補充、まさかの退場、まさかの間違い爆破にまさかの襲撃と、まさか続きのオンパレード。最近はぶっ飛んだ作品が少ないので本作は筆者にとっては思い出深い作品。あれから約15年…。15年！？　ヤバすぎですねぇ。月日の流れる速度が一番のホラーです。言い忘れてましたが、本作は２と３が存在します。２も３もことごとく最高にして最低なので、チェックする際はイッキに見てしまいましょう。時間を空けると、再開する際にちょっと意気込みが必要になります(笑)。
はじまりがあれば終わりもある。それは食物も同じ。たとえそれが人の頭でも。口から入れば出口は…もう分かりますよね？　今日見る映画は『ザ・フィースト』で決まり。レンタルもあまりないのであれですが、見るタイミングがきましたら、その時は、、楽しい時間をどうぞ、お過ごしくださいませ。
※たしか３？（2かも）にさすがの筆者も「ウッ」と気持ち悪くなったシーンがあったので、テントの中で怪物を寝かせて実験する～的なシーンになりましたら身構えて見ましょう。マジでアレなので…。