ドラマ化でも話題の人気BL漫画『ギヴン』のアニメシリーズ

BL漫画『ギヴン』はキヅナツキが手掛けるBL作品で、新書館「シェリプラス」にて2013年ハル号から連載されている超人気作。
7月17日からは、 フジテレビが運営する動画配信サービスFODにて実写ドラマも配信されています。
今回は、そんな人気BL漫画『ギヴン』が、アニメのBL作品として成し遂げた快挙や、魅力あるキャラクターを紹介！

“ノイタミナ”で初のBL漫画のアニメ化となった『ギヴン』

TVアニメ『ギヴン』は、フジテレビの深夜アニメ枠“ノイタミナ”で2019年に放送され、ノイタミナでは初となるBL漫画のアニメ化でした。
ノイタミナとは“Animation”を逆読みしたもので、「アニメの常識を覆したい」「すべての人にアニメを見てもらいたい」という想いから名付けられています。
『東のエデン』『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。』など、数多くの人気作を放送してきたこの枠に初のBL漫画原作作品として選ばれたということは、原作漫画の人気とクオリティがそれほど高かったという証拠。
また、“BL”というジャンルが世の中に広く知られるようになった証ともいえるかと思います。

『ギヴン』はBL作品である一方、青春ものとしても一級。
高校生ながら卓越したギターの腕前を持つ上ノ山立夏と同級生の真冬を中心に、彼らの恋愛と成長が繊細に描かれるドラマは見ごたえがあります。
また、原作漫画では聴くことができない音楽が、実際に体感できるのがアニメ版の良さでもあります。
音楽にも注目すると、バンドものとしてもさらに楽しめるでしょう。

『ギヴン』あらすじ

高校生の上ノ山立夏はプロ顔負けのギターの腕前を持ち、大学生の梶秋彦と大学院生の中山春樹とインストバンドを組んでいる。
しかし、以前はあんなに好きだったはずのギターも、おもしろかったはずのバスケットボールもくすんで見え、漫然とした日々を送っていた。
ある日、学校で昼寝をしようと赴いた場所で、壊れたギターを抱えた佐藤真冬と出会う。
ギターの弦を直してあげると真冬に妙になつかれてしまい、さらにはギターを教えてほしいと頼まれて戸惑う立夏。
しかし、偶然聞いた真冬の歌声が立夏の胸に刺さり、立夏は真冬を自分のバンドへと誘うのだった。

人気キャラクター立夏と真冬の恋愛・成長を繊細に描く

情熱を失いかけた日々を送っているなかで、カリスマ性をもった歌声の持ち主・佐藤真冬に出会った立夏。
真冬の歌声に一瞬で魅了されたことでバンドに彼を誘うことになり、過去に重いトラウマを抱える真冬も、バンドという新しい世界に足を踏み入れていくことで少しずつ前進していきます。

人気キャラクターでもある真冬は、つかみどころのない不思議な空気をまとう男の子。
そんな彼がトラウマと向き合いながら進んでいく姿は、とても切なく見る者の心に響きます。
胸が締め付けられるように、お互いが惹かれ合っていく立夏と真冬の関係性も見どころ。
甘酸っぱくて、ほろ苦くもある『ギヴン』を、どうぞ楽しんでください。

12月1日には新作アニメ『ギヴン うらがわの存在』がリリース！

TVアニメを見て気に入った方は、この冬にリリースされる『ギヴン うらがわの存在』も。
2021年12月1日（水）に発売される原作BL漫画『ギヴン』の新刊コミックス7巻「ギヴン⑦アニメDVDつき限定版」の特典DVDとして、この新作アニメが数量限定生産で収録され、バンドメンバーの梶秋彦と中山春樹たちが中心となって描かれる劇場版『映画 ギヴン』では描かれなかった真冬と立夏の“うらがわ”の物語が繰り広げられます。
TVアニメを通して立夏と真冬のカップルが好きになった方は、ぜひこちらもご覧になってみてはいかがでしょうか。

リリース情報

予約は専用サイトから注文書をダウンロードし、必要事項をご記入の上、お近くの書店にお持ちください。

『ギヴン うらがわの存在』あらすじ

高校生の上ノ山立夏は、佐藤真冬の歌声に衝撃を受け、中山春樹、梶秋彦と組んでいるバンドにボーカルとして真冬を加入させる。
真冬加入後初のライブを成功させ、バンド「ギヴン」の活動が始動する中、立夏は真冬への想いを自覚し、ふたりは付き合い始める。
夏休みに入り、フェス出場権をかけた次のライブに向け練習を重ねるメンバーたち。
しかし、真冬は新曲作りに行き詰まっていた。
そんな真冬を歯痒くも見守る立夏だったが、ささいなきっかけで二人は衝突してしまい…。