
美しい映像と独創的な世界観で
新たな“人魚姫”を描く『ChaO』
鈴鹿央士×山田杏奈

鈴鹿「今の世界に通じるメッセージを優しい言葉で届けてくれる作品」
山田「笑って泣いて、そして最高にハッピーな気持ちになれる
『映画 えんとつ町のプペル』のSTUDIO4℃が贈る、手描きアニメーションが美しいオリジナル劇場アニメ『ChaO』。『人魚姫』をベースに、人間と人魚が共存する未来社会で、サラリーマンのステファンと彼に求婚する人魚王国のお姫様・チャオの恋の行方を描いている。ステファンの声を務める鈴鹿央士とチャオの声を担当する山田杏奈に作品への思いや、見どころを語ってもらった。

鈴鹿「ステファンは成長していく役
芯の強さがあることは意識して演じた」
山田「チャオはステファンが大好き
ピュアなところが伝わっていたら嬉しい」
鈴鹿央士「ボイスキャストをやらせていただけてとても嬉しいのと同時に、声だけで表現するのは難しいので頑張らなきゃと思いました」
山田杏奈「息遣いだとか台本には無いセリフ以外の部分も自分で考えなくてはいけないので、どうやってキャラクターを作っていこうかとワクワクしつつドキドキしました」
鈴鹿「脚本を読んで、『人魚姫』が基になっていますが、環境問題だとか今自分が生きている世界に通じるメッセージを優しい言葉で届けてくれる作品だと感じました」
山田「ステファンもチャオも優しく温かくて、お互いに足りないところを学び合って進んでいく物語がすごく素敵だなって思いました」
鈴鹿「チャオは可愛らしくて、お魚バージョンのときはこの丸みがとってもいいですよね。人魚姫の姿のときはとても美しいし、どちらのときも髪が水のように表現されているのは素晴らしい発想だと思います!」
山田「お魚バージョンと人魚姫とのギャップが素敵で、とにかく可愛く見えるようにと念頭に置いて演じました。また、歌も歌えて実写ではなかなかない貴重な機会ですし、とても楽しかったです」

鈴鹿「歌も素敵だし、チャオは一途で人間社会に寄り添っていて、お弁当のシーンでは頑張っていることが感じられてキュンとしちゃいました。ステファンは成長していく役でもあって、頼りない部分もあるけれど、ちゃんと芯の強さがあることを意識しながら演じています」
山田「ステファンははじめ戸惑うけど、少しずつチャオのことをチャオとして受け入れていく過程が、すごくいいなと思いました。チャオはステファンが大好きということが一番にあって、だからこそステファンとすれ違ったときに切なさも出てくると思うので、彼女のピュアなところがまっすぐに伝わっていたら嬉しいです」
鈴鹿「完成した作品を見たときには、映像がとても個性的で魅力的で、昼間ももちろんいいのですが、夜の街のシーンがとくに綺麗で印象に残っています」
山田「私は、アクションシーンがこんなにパワフルでスピード感があると思っていなくて、ステファンが戦ってる!って熱くなっちゃいました」
鈴鹿「独創的な世界観の中でキャラクターたちの成長や関係性を楽しんでもらえる作品だと思います。気軽に物語を楽しんで欲しいです」
山田「テンポもいいですし、みんなそれぞれキャラクターに感情移入して笑って泣いて、そして最高にハッピーな気持ちになれると思います。今までに無いような新しい『人魚姫』の物語なので、ぜひご覧いただけたら嬉しいです」
©2025「ChaO」製作委員会
人間と人魚が共存する未来社会。船舶をつくる会社で働くサラリーマンのステファンは、ある日突然、人魚王国のお姫様・チャオに求婚される。ステファンは訳も分からないまま、チャオと一緒に生活することに。だけど、純粋で真っすぐなチャオの愛情を受けて、ステファンは少しずつチャオに惹かれていく。2人の恋の行方はどうなる⁉
●8月15日(金)全国公開
監督:青木康浩
声の出演:鈴鹿央士、山田杏奈、山里亮太、シシド・カフカ、梅原裕一郎、三宅健太 ほか
2000年1月11日生まれ。
2019年『蜜蜂と遠雷』でデビューを飾り、第43回日本アカデミー賞、第44回報知映画賞ほか数多くの映画賞新人賞を受賞。社会現象を起こした2022年ドラマ『silent』でブレイクを果たす。他の主な出演作に『君に届け』『花まんま』など。
2001年1月8日生まれ。
2011年『ちゃおガール2011☆』オーディションでグランプリを受賞し、デビューを果たす。2018年『ミスミソウ』で映画初主演、『幸色のワンルーム』でドラマ初主演を務める。主な出演作に『ゴールデンカムイ』『正体』などがある。
Photo:平野司 / Text:入江奈々 / Styling:丸山晃・Hair&Make:宮本愛(yosine.)(鈴鹿央士) / Styling:渡邊薫・Hair&Make:サイオチアキ(山田杏奈)