映画『鈴木家の嘘』原作なしのオリジナル脚本で家族の再生を描く
Ⓒ松竹ブロードキャスティング

日々の暮らしに疲れて、ふと家族のありがたみを感じたいときに見て欲しい映画は『鈴木家の嘘』です。母のために必死になっている家族の姿がユーモラスに描かれ、温かい気持ちにしてくれる感動の家族映画です。

重厚なテーマを扱いながらもほっこり笑える、新しい家族映画

母のためについた嘘が家族の絆を深める

映画『鈴木家の嘘』は、長男の死というショッキングな出来事により記憶を失った母と、そんな母のために嘘をついた家族が再生のためにもがく姿を、ユーモアたっぷりに描いています。
家族の死と、そこからの再生という重厚なテーマを扱いながらも、心に沁み入るハートウォーミングな喜劇に仕立てた、まったく新しい家族映画です。

『鈴木家の嘘』あらすじ

ショックを受けた母のために長男は生きていると嘘をつく!?

鈴木家の長男・浩一がある日突然この世を去り、母・悠子はショックのあまり意識を失ってしまいます。
浩一の四十九日の日に、父・幸男と娘の富美は、名古屋で冠婚葬祭会社を経営する幸男の妹・君子、アルゼンチンで事業を始めたばかりの悠子の弟・博とともに、意識を失ったままの悠子の今後について話し合っていました。
そんななか、悠子が病室で意識を取り戻します。
慌てて駆けつけた4人の姿を見て、悠子は尋ねました。
「浩一は?」
思わず目を見合わせてしまう4人。
そこで富美はとっさに「お兄ちゃんは引きこもりをやめてアルゼンチンに行ったの。おじさんの仕事を手伝うために」と嘘をついてしまい…。

原作をもたないオリジナル脚本で挑む!

新鋭・野尻克己監督のデビュー作

メガホンを取るのは、本作が劇場映画初監督作となる野尻克己監督。
橋口亮輔、石井裕也、大森立嗣など、名だたる監督の映画で助監督を務めた野尻監督が、原作ものではなく、自身の経験を基にオリジナルの脚本を手掛けました。
野尻監督はこの『鈴木家の嘘』で新藤兼人賞・金賞、ヨコハマ映画祭森田芳光メモリアル新人監督賞、高崎映画祭新進監督グランプリ、毎日映画コンクール脚本賞などを受賞したほか、本作はキネマ旬報ベスト・テン第6位に選ばれています。

出演キャストは、父・幸男役を『死の棘』の岸部一徳、母・悠子役を『樹海村』の原日出子が担当。
引きこもりの長男・浩一役には『アウトレイジ』の加瀬亮、長女・富美役を『菊とギロチン』の木竜麻生がそれぞれ演じたほか、岸本加世子や大森南朋ら実力と人気を兼ね備えた俳優たちが脇を固めているのも見どころです。

放送情報

衛星劇場

2021年9月18日(土)8:15~10:30
2021年9月29日(水)25:45~28:00

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