ディザスター映画おすすめ｜これは、現実に起こりうる物語『グリーンランドー地球最後の2日間ー』｜洋画

こんにちは＆こんばんは。ディザスター映画も大好きな筆者ですが、この手のジャンルで久しぶりに面白い作品が登場！　皆様におすすめしたい映画、それは、ジェラルド・バトラー主演で贈る『グリーンランドー地球最後の2日間ー』。本作は、人類史上もっとも地球に接近してきた彗星群“クラーク”を中心に、現実的な恐怖と、人間の善と悪、そして家族愛とともに世界の終末を描いたディザスター映画。さまざまな作品でヒーローを演じてきたジェラルド・バトラーの普通の父親としての姿も新鮮ですし、最新のVFX映像で彩られた衝撃的なシーンも素晴らしいので、筆者と同じくディザスター映画好きは必見です！

【レビュー】ディザスター映画の定番をあえて無くすことで、より深く楽しめる人間ドラマがアツイ

　ディザスター映画の定番、それは未曾有の危機や災害が起きた時、必ず人類を救ってくれる“ヒーロー”がいることですが、本作には出てきません。ただし、全人類・全生命を脅かす悪者は存在します。その名は、彗星群クラーク。
はじめは問題ないとされていたクラークが地球に接近し、次々と落下。そこで人類の1人1人が現実的な“死”を実感し、逃げ惑う人、諦める人、そして生き残ろうと奮闘する人に分かれはじめます。
主演のジェラルド・バトラーが演じるのは、妻と1人の息子を持つ父親のジョン。彼は普通の建築技師であり父親ですが、とある連絡を受けたことで一般人とは少し違う状況になっていきます。
彗星群が地球に到達するまで48時間。 刻一刻と事態が悪化していく世界の中で、ジョンが選んだ選択肢に注目です。

彗星とは

彗星は種類によって異なる軌道を持つ天体のひとつ。彗星の構成物に含まれる水や氷が、太陽の近くを通った際に溶け、ガスや塵が放出されることでほうきのような長い尾を引きます。その見た目から「ほうき星」と呼ばれることも。

ちなみに現実でも地球への小惑星の接近はあり、2020年、2021年、そして最近でも小惑星の接近報告があります。また、はるか昔に地球に衝突した、恐竜絶滅の要因としてあがる隕石は直径10Kmを超える大きさだとか。今の技術ならこのサイズを見過ごすことはないと思いますが、小さいサイズの小惑星の接近や隕石の落下は意外にも日常のひとつらしいです。「明日、隕石が衝突します」となったら、何をしましょう……。

ジェラルド・バトラーについて

彼を説明するうえで一番分かりやすい作品はやはり『３００ ＜スリーハンドレッド＞』でしょうか？　筆者としては「エンド」シリーズの印象が強い俳優さんです。そのほか、アドベンチャーものやアクション、ラブロマンス、コメディやアニメ作品で声での出演など、さまざまなジャンルで登場・活躍していますが、本作と同じディザスター映画で言えば『ジオストーム』があります。こちらの作品では、地球規模の大災害を止めるヒーローの1人として登場。こちらもディザスター映画らしい、ド迫力映像のオンパレードなので、まだ見てないや～って方は是非ご覧ください。

【STORY】訪れてしまった世界の終末！とある家族が挑むのは「失敗＝死」の極限サバイバル

ジョン（写真右：ジェラルド・バトラー）は、息子ネイサン（写真左：ロジャー・デイル・フロイド）と妻がいる建築技師の父親。妻のアリソン（モリーナ・バッカリン）とは、とある事情により上手くいっていないが少しずつ歩み寄っていた。そんな毎日に飛び込んできたのは、人類史上もっとも接近するという彗星群クラークのニュース。特に危険性もないと話題になっていたある日、彗星のひとつが海に落下するという。ご近所の人と家で集まっていたジョンは、テレビでその一部始終を見ることに。しかし、彗星は軌道を変えてフロリダ州の都市へ衝突。凄まじい衝撃波がジョンたちがいる家を襲い、ニュースでは悲惨な現場映像が流れていた。そんな時、ジョンの携帯電話と、テレビに映し出されたのは“緊急大統領アラート”。家族の名前が映し出されただけで、そこにいたご近所の人たちの名前はない。全員、自身の家に戻り、その間に身支度をするジョンたちだったが…。

避難の対象者に選ばれた人と選ばれなかった人たちで世界中がパニックに

ジョン一家が家を出ようとしようとした時、近所の人たちが彼らに詰め寄る。「一緒に連れて行ってくれ」「子供だけでも」「お願いだ！」と悲痛な叫びが辺りを包む。しかし、連れて行っても保護してくれるか分からないし、最悪全員追い返されてしまう可能性も考慮し、心を鬼にしてその場を車で去るジョンとアリソンたち。何とか指示された場所に到着した彼らだったが、息子の病気用の薬がないことに気付き、ジョンは薬を取りにその場をあとにする。しかし、残されたアリソンとネイサンは病気を理由に避難はできないと言われてしまう。そんな時、生き残りたい人たちの暴動が発生。薬を探していたジョンと、彼を待っていたアリソンたちははぐれてしまうのだった…。

世界の終末まであと48時間…不意に訪れたタイムリミットが刻一刻と迫る

48時間後に、地球にとって、人類にとって、致命的な破壊をもたらすサイズの彗星が衝突するという。逃げ惑う人々でごった返す中、ジョンはアリソンたちと再会できるのか？そして、絶たれてしまった生き残る手段は別にあるのか？「失敗＝死」を意味する極限の状況下で、ジョンは、アリソンは、そしてネイサンは何を思うのか。

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