こんにちは&こんばんは。今回ご紹介する作品はホラー大好きな筆者でもゾクゾク感を楽しめたNetflix映画『アナイアレイション -全滅領域-』。本作の主演がナタリー・ポートマンというところも魅力ですが、個人的には見る人によって、この作品のジャンルがホラーなのかスリラーなのか分かれるところでしょうか…。早速、気になる内容に触れていきましょう!
極秘任務から帰還した旦那が突然危篤状態に!原因を探る妻だったが…
夫が極秘任務に向かってから連絡がつかず、妻で生物学者のレナ(ナタリー・ポートマン)は絶望的な毎日を過ごしていた。しかしある日、夫であるケイン(オスカー・アイザック)が前触れもなく帰宅。驚きと嬉しさの間で複雑な気持ちになったレナだったが、ふと夫の雰囲気がいつもと違うことに気づく。極秘任務とはいえ、どこに行ったのか、何をしていたのかすら言わないケインを問い詰めるレナ。やっと夫と会えたレナだったが、ケインは血を吐いて倒れてしまう。
ケインを救うため極秘任務に参加を決意するレナ
夫が倒れたので救急車を呼んで、病院に向かうレナ。しかし、途中で謎の部隊が現れ、夫婦ともに捕まってしまう。目を開けると心理学者のドクター・ヴェントレス(ジェニファー・ジェイソン・リー)と名乗る女性と出会ったレナは、夫が“光”(シマー)と呼ばれる隔離地域から戻った唯一の生存者だということを告げられる。夫を救うにはシマーに入って原因を探るしかないと彼女に言われたレナは、彼と一緒にいるために、この危険な地域に入ることを決意する。
5人からなるチームが踏み入れたシマーの正体は?そして次々に見つかる問題
心理学者のヴェントレス、生物学者のレナ、救命隊員のアニャ(ジーナ・ロドリゲス)、地形学者のキャシー(ツヴァ・ノヴォトニー)、物理学者のジョシー(テッサ・トンプソン)の5人は、見た目は幻想的なシマーに潜入。しかし、そこは方向も時間も気を抜けば何かしていた記憶すらも分からなくなってしまう未知の土地で、5人は次第に精神的にも肉体的にも追い詰められていく。
「ここは何かおかしい」異様な生態系と生物の進化が発覚
シマーを調べるうちに、ここの生態系は何かがおかしいと発言するレナ。すると、アルビノのような個体のワニがチームを襲撃。何とか負傷者を出さずに撃退に成功するが、レナはワニが“サメのような歯の形”をしていることに気づく。不安を拭えないなか、一行はシマーを進み、さらに奥地へ…。日が暮れてきたので、廃墟に泊まることになったヴェントレスたちだったが、そこには思いもよらない物が。
シマーの真実に近づくたびに訪れるハプニング……彼女たちは無事に戻れるのか
彼女たちが見つけたのは、先遣隊が残したメッセージとビデオ。早速、ビデオを見てみると兵士たちが苦しむ仲間の腹をナイフで切り開く映像で、全員言葉を失う。何とか一夜をやり過ごそうと交代で見張りをたてるレナたち。しかし、彼女たちを追い詰めるかのように、突然正体不明の声と仲間の悲鳴が鳴り響くのだった…。彼女たちはシマーの真実にたどり着けるのか。そしてレナは夫を救えるのか…。
【レビュー】得意分野の違う5人がたどる旅路の終着点がヤバイ
ホラーといえばモンスターや殺人鬼が暴れるジャンルで、スリラーといえば身近な人が牙をむく印象ですが本作はどこに着眼するかでイメージがガラッと変わります。主人公のレナか、シマーの正体か…。あなたが注目する点はどこでしょう? 作品を見終わった時、自身で是非確認してみてください。そして、2回目は1回目とは別の視点で見てみるとさらに楽しめます。また、今回は内容を重点的にご紹介しましたが、キャスト陣もしれっと豪華。ナタリー・ポートマンは『レオン』や「SW」シリーズ、『ブラック・スワン』からのファンですが、筆者的にはジョシ―役のテッサ・トンプソンに注目。アクション映画系で活躍している彼女ですが、本作ではインテリ&どこか寂し気なキャラクターを演じています。同じ俳優さんなのに違った一面が見れるので、映画はクセになりますね。
Netflixで独占配信中
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