【ちょっと刺激が欲しい時に】Netflix映画『キラー・ブック・クラブ』あらすじ＆感想

今回は、2023年8月25日よりNetflixで配信中の『キラー・ブック・クラブ』をピックアップ。本作は「ちょっとだけ怖い作品でも見るか…」って時におすすめのミステリー映画です。事件、殺人、謎解き、秘密、真実、その先にあるものとは…。

色々と考えすぎると犯人は最後まで分からないかも

【あらすじ】主人公の身の回りで起きた殺人事件を描くミステリー

ホラー、スリラー、サスペンスなどのジャンルを主に取り扱うブッククラブに集まった大学生8人。その中でも、メンバーの1人であるアンヘラ（ベッキ・ベリージャ）は小説家志望で、過去に「カリオンの少女」という小説を作ったこともあるちょっとした有名人。そんなある日、うまくいかない小説のことで大学の教師に相談しようとしたところ、送った覚えのないメールをきっかけに手を出されそうになってしまう。

　教師の予想外の行動に傷ついたアンヘラ。同じくブッククラブのメンバーであり、彼氏のナンド（イバン・ペリセル）や友人のサラ（アネ・ロット）の励ましのおかげで少しずつ立ち直っていく。しかし、このスキャンダルは瞬く間に他のメンバーにも拡がり、手を出してきた教師を懲らしめてやろうという話に。はじめは乗り気じゃなかったアンヘラだったが、皆の意見を聞くうちに実行の内容と日にちが決まった。

　とある夜。人がいない大学にターゲットの教師、そして集まったブッククラブのメンバーたち。「懲らしめる計画」それは、ピエロの変装をして教師を追いかけ回して、脅かそうという単純な企み。そのはずだった…。
　数人がかりで教師を追い込んでいく中で、それは起きてしまう。死に物狂いでピエロから逃げていた教師が、パニックのあまりに校舎の外へ身を投げてしまったのだ。今日の昼までは、単なるホラー好きのブッククラブ。しかし今は、“キラー・ブック・クラブ”のメンバーになった学生たち。教師は？　今後は？　自分たちは？　と、どうするか悩むなかで、殺人を隠蔽することを選び、彼らは他言無用の誓いをたてる。
　教師の死亡はニュースになり、いつもとは違った“平穏な毎日”が戻った。そう思っていた彼らのもとに届いたのは、殺人の真実を知っているというピエロからの連絡で……。

ちょっとこわい謎解きが見たい！気軽に見たい！という時にどうぞ

【感想】犯人捜しの難易度低め＆キラーの挙動が少し面白いけど気軽に楽しめるミステリー

前提として、ミステリー作品、ホラー作品、サスペンス作品を見慣れている方にはちょっと本作は物足りないかと思います。
が、「気軽に見たい」「ちょっとした刺激が欲しい」という方にはおすすめ！
過度なゴア表現もないですし、まずキラー側の挙動が面白いです。そして、犯人の正体に気付けそうなのに気づかないまま訪れる、クライマックスへのストーリー展開も筆者的には良い点。
難しい要素は特にないのでこの場での詳細な説明は省きますが、犯人の絶妙に気持ち悪い思考も鑑賞後にはちょっと可哀想だなと思ったり、“最後の最後”のシーンではお約束の展開があったりと良い意味で裏切りもないです。
まぁ、でも一番かわいそうな人を挙げるとするなら、特にフォーカスもない犠牲者たちな気も…。
何も考えたくないけど、ちょっぴり刺激が欲しい。そんな時は本作を思い出していただけると幸いです。

（情報は記事公開時点の内容です）