結婚、恋愛、趣味、女と男、他人事なことなんて何ひとつない。特別なことでもない。誰でも同じ悩みを抱える可能性があるし、もしかしたら同じ境遇かもしれない…。そんな日常のワンシーンを切り取った、心安らぐ最新作の一本をご紹介。
2020年6月12日(金)より 新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町他にて全国公開
配給:アルバトロス・フィルム
物語は不思議な三角関係から始まるコメディ&ロマンス
主な登場人物はヒロインのアニー(ローズ・バーン)、恋人のダンカン(クリス・オダウド)、そしてタッカー・クロウ(イーサン・ホーク)の3人。アニーは、それなりの仕事と長年一緒に暮らしているパートナーのダンカンがいて、「安定」という言葉がふさわしい毎日を送っていた。しかしある日、CDが入った1通の手紙をきっかけに、ダンカンとアニーは、その楽曲が良かったか悪かったかで意見が食い違ってしまう。それもそのはず、そのCDには伝説のロック・シンガー、タッカー・クロウの楽曲が収録されていて、ダンカンは彼の大ファンだったのだ…。
ローズ・バーンが自立した女性を好演
個人的には『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』のモイラ捜査官、『インシディアス』のルネでの印象が強い女優。セリフがなくてもシーンが成立してしまうような、目で訴える演技が素晴らしい方で、本作でもその魅力を余すことなく発揮。優しさがあり、 意見をちゃんと言えるアニーは、まさに彼女にピッタリの役柄。
クリス・オダウドが魅せる個性強めの男性・ダンカン
彼が演じるダンカンは、ブログでも熱心にレビューを書くほどのタッカー・クロウの大ファン。CDが届き、収録されていた「裸のジュリエット」は傑作だと確信したが、アニーとは意見が食い違う結果に。その後、 彼はレビューをブログにアップして意見を求めるが、アニーから批判コメントをもらってしまい、喧嘩をしてしまう。
イーサン・ホークがパパ&伝説のミュージシャンに!
『マグニフィセント・セブン』でのグッドナイトや、『リグレッション』での刑事役の印象が新しい俳優。アクションもサスペンスもコメディをもこなす彼だが、本作ではガレージで子育てしている伝説のロック・シンガー、タッカー・クロウを好演。自身のことが書かれていたブログを発見したことで、アニーとメールを交わす関係に発展する。
それぞれが選ぶハッピーエンドとは!?
好みも境遇も違う3人が織りなす不思議な三角関係。彼らの行く末は映画のように劇的なハッピーエンド? それともバッドエンド? それとも…。気になる答えは、ぜひ作品をチェックして確認してみてください! 自然と笑えて、登場人物たちに共感も出来る、心安らぐ一本が誕生しました。
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