『マレフィセント』のエル・ファニングの可愛さ&魅力が際立つ伝記映画
© Parallel Films (Storm) Limited / Juliette Films SA / Parallel (Storm) Limited / The British Film Institute 2017

『フランケンシュタイン』の著者メアリー・シェリーの生涯を熱演

『アイ・アム・サム』で2歳にしてスクリーンデビューしたエル・ファニング。2014年公開の『マレフィセント』では、オーロラ姫役に抜擢。それまでの天才子役としてのイメージから可憐なプリンセスに変貌した姿でファンを魅了した。
2017年公開の『メアリーの総て』では、18歳にして『フランケンシュタイン』を書き上げた実在した女性作家、メアリー・シェリーを熱演している。封建的な男性社会で力強く生きる様に、エル・ファニングの新たな一面を見ることができる。

世にも恐ろしい怪物・フランケンシュタインを誕生させるまで

舞台は19世紀のイギリス。社会思想家にして作家でもある、フェミニズムの先駆者の母を持ち、自らも小説家になることを夢見ている16歳の少女メアリー。
ある日、彼女は妻子を持つ詩人パーシーと恋に落ちる。やがて2人は駆け落ちし、メアリーは娘を出産するが、借金取りから夜逃げする途中で娘を亡くしてしまう。失意と絶望に陥る中、悪名高い詩人・バイロン卿の別荘での滞在を機にインスピレーションを得たメアリーは、ロンドンに戻って小説を書き上げる。深い哀しみと喪失に打ちひしがれた彼女の中で、その時何かが生まれようとしていた……。

未知ならぬ恋、愛と放蕩、我が子の死。
観る者の胸をえぐる衝撃の真実

ティム・バートンやデヴィッド・リンチなど今世紀の鬼才たちに絶大な影響を与えたゴシック小説の金字塔『フランケンシュタイン』。その誕生から約200年。ブロンテ姉妹に並ぶ英文学史に名を残す女流作家、メアリー・シェリーの衝撃の真実が明かされる。
「なぜ彼女は孤独な“怪物”を産み落としたのか」
メアリー・シェリーの心の声と叫びに胸がしめつけられる名編だ。

ザ・シネマ

メアリーの総て [PG12]
 [字]2020年7月14日 12:30~14:45
 [字]2020年7月25日 8:15~10:30
 [字]2020年7月30日 17:00~19:15

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