父親になる男性向け!?豪華キャストによる心優しい映画『ステップ』

6月19日は父の日!父親が主役の日にオススメの映画『ステップ』をご紹介。山田孝之が娘を育てながら仕事と子育てを両立する父親を好演!保育園に入園から小学校を卒業するまでの長くて短い10年間…。父の強さと娘の成長を描いた感動作だ。

山田孝之出演のオススメ映画3選!

映画『ステップ』あらすじ

プライドを捨てた父親が手に入れたものとは?

結婚3年目、30歳という若さで妻を亡くした健一(山田孝之)。トップセールスマンだった健一は、2歳半になる娘・美紀の子育てと仕事を両立していくことを決意し、カレンダーに“再出発”と書き込んだ。仕事では、プライドを捨てて時間の融通が許される部署へ異動。子育ての時間を確保して予定通りに進めようとするが、うまくいかないことだらけ。そんななかで、義理の父母や健一の上司など温かく見守ってくれる人たちに支えられ娘を育てていく。だんだんと成長していく娘に対して、健一も自分のことに向き合う時間が日に日に多くなっていくが…。

父子家庭の大変さを山田孝之が父親役を通して体現

亡き妻・朋子役だけではない川栄李奈の存在感

主演を務めるのは、社会現象にもなった映画『電車男』で注目を浴び、『クローズZERO』シリーズや『50回目のファーストキス』などに出演した、山田孝之。保育園に娘を通園してから満員電車に揺られ通勤する毎日。これだけでもしんどい思いをしてしまうが、娘のために仕事を変えて慣れない子育てに励む様子は父子家庭の理想であり、見習うべき点があるはずだ。亡き妻役は、元アイドルでNHKの朝ドラや映画『センセイ君主』、『恋のしずく』など多彩に活躍している、女優・川栄李奈。亡き妻のためあまり登場することはないが、健一と美紀から母として愛されているシーンは多数あり存在感がある。また、以外なところでも出演しているで注目してほしい。そして、健一と美紀を温かく見守る義理の父母役に國村 隼、余 貴美子が出演。さらに、健一の同僚役として広末涼子も出演するなど豪華キャストが集結した。
本作の監督は、『ヒノマルソウル〜舞台裏の英雄たち〜』などで監督を務めた飯塚 健が監督・脚本・編集を担当。原作は『とんび』『流星ワゴン』などのベテラン作家・重松 清。主題歌には、秦 基博が優しい歌声で「在る」を歌う。

父親になる前に観ておきたい理想の父親像

主役の父親以上に現実を生きる娘

子共を一人で育てるというのは夫婦で育てるだけでも大変で、ましてや異性である娘なのだから子育てはハードモードだ。幼稚園の送り迎えから食事や洗濯などの家事、もちろん仕事もこなさなければいけない毎日。時間に余裕のある部署に移動したとしても平日は常に働くのでストレスは溜まり、そこに娘に何かあると対応しなければならいないため余裕は全くない。それほど大変ななか、シングルファーザーとしてやってのけようとする父親には尊敬しかなく、また偉大な存在と思ってもいいぐらいだ。だが、この物語の一番重要なことは娘を近くでしっかり見ていること。娘を第一に考えて、悩みながら楽しい家庭を築き上げていく努力は素晴らしい父親であり、理想の家庭であるかと思う。とくに本作で注目してほしい箇所は、小学校に進学した娘が学校の授業で、自分の家族をクラスメイトに紹介するした場面「ママはずっとお家にいます」と言葉にしたこと。この言葉は誰にも理解できず先生も困惑だが、父親は理解できた。答えはもちろん映画を観て確認してもらいたいのだが、これこそ、娘としっかりと向き合い理解している父親だから分かることだ。またその他の見どころとして、健一を優しく見守り気にかけている上司との会話や後半に娘が葛藤する場面などがあり、さまざまな想いが観ていて湧き上がる。この映画は出来れば、まだ父親になっていない人に見てほしい。父親はどういう存在か、そして理想の父親とは? 父親になった人はもちろん、将来父親になる男性にも観てほしい心温まる素敵な映画だ。

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