ミラ・ジョヴォヴィッチら出演! 新感覚『三銃士』はどんな内容?

12月19日に午後のロードショーにて地上波放送を予定している映画『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』。三銃士関連で言えば何度も映画化されているが、今回放送されるのは2011年に公開・上映された、ローガン・ラーマン、オーランド・ブルーム、ミラ・ジョヴォヴィッチらがキャストのアクション・エンターテインメント。監督は映画『バイオハザード』シリーズなどを手掛けるポール・W・S・アンダーソンだ。

三銃士とは?

そもそも『三銃士』とは何か。簡単にその概要を解説する。

フランスの小説家・劇作家であるアレクサンドル・デュマが1844年に発表したのが『三銃士』である。現在に至るまでその人気は衰えず、数多くの映画・舞台などで世界中に広く知られているが、実は、『三銃士』自体は、長編小説の一部を切り取った内容に過ぎない。デュマはその後、『二十年後』、『ブラジロンヌ子爵』という続く2作品も書き上げ、全3部作からなる超大作である。

『三銃士』の内容は、フランスの片田舎から都会のパリに出てきた青年・ダルタニャン(ダルタニアン、ダルタニヤンとも表記される)が銃士隊で腕の立つアトス、ポルトス、アラミスの三銃士と出会い、4人で協力しながらさまざまな困難を乗り越えていくという冒険活劇だ。その後の2作品含めて、ダルタニャンがこの話の主人公であるが、序盤の『三銃士』が何度も映画化・舞台化されているのは、やはりアトス・ポルトス・アラミスを含めた4人が活躍する場面が最もワクワクさせられる内容であるからに他ならないだろう。

ちなみにここ日本でも三国志並みにあらゆる翻訳で出版されており、一度は何かしらの形で触れたことがある人も多いのではないだろうか。シリーズ全てを読破した方はあまりいないかもしれないが。

映画『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』はどんな作品なのか?

では、肝心の本題である映画『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』だが、出演者しかり、非常に豪華な顔ぶれで、エンターテインメント作品としては申し分ないだろう。簡単に概要をご紹介。

【あらすじ】

17世紀のフランスが舞台。銃士にあこがれを抱き片田舎から都会パリにやってきたダルタニアン(ローガン・ラーマン)は、あることがきっかけで念願の三銃士の仲間入りを果たす。彼は、フランス国王側近の裏切りで奪われた王妃の首飾りを取り返すため、イギリスへ向かうことになるが、彼の前には事件の鍵を握るバッキンガム公爵(オーランド・ブルーム)と正体不明の美女ミレディ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)が立ちはだかる。

【キャスト】

ローガン・ラーマン(ダルタニアン)、オーランド・ブルーム(バッキンガム公爵)、ミラ・ジョヴォヴィッチ(ミレディ)、クリストフ・ヴァルツ(リシュリュー枢機卿)、レイ・スティーヴンソン(ポルトス)、マシュー・マクファディン(アトス)、マッツ・ミケルセン(ロシュフォール)、ジュノー・テンプル(アンヌ王妃)、ルーク・エヴァンス(アラミス)、ガブリエラ・ワイルド(コンスタンス・ボナシュー)、ジェームズ・コーデン(プランシェ)、フレディ・フォックス(ルイ13世)

【スタッフ】

監督:ポール・W・S・アンダーソン

脚本:アレックス・リトバク、アンドリュー・デイビス

注目すべきポイントとしては、やはりポール・W・S・アンダーソンが監督を務めているということだろう。2022年に日本で公開された映画『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』も記憶に新しいが、そう、映画『バイオハザード』シリーズの監督でもある。とすると、重要な役どころの一人である美女ミレディを演じるミラ・ジョヴォヴィッチのキャスティングにもうなずけるところがあるだろう。

絵面的にはどうしても、オーランド・ブルーム、ミラ・ジョヴォヴィッチといったキャストに目が行きがちだが、ダルタニアンのキャストであるローガン・ラーマンも映画『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』で主人公を演じるなど、界隈では名が知れている。

肝心の中身に関してだが、3Dアクション映画というだけあり、豪快な立ち回りのシーンは時代劇的な枠を大きく飛びぬけており、『三銃士』なんて読んだこともないという層に向けては大いにアピールできるような内容であろう。話もわかりやすく、大衆向け映画としては申し分なく、最後まで楽しめること間違いなし。逆に『三銃士』をよく知っている方からすれば、新たな視点ということで、楽しめる部分も多いのではないだろうか。

個人的には、この映画をきっかけに、ぜひ原作や、その後の2部作も含めた『ダルタニャン物語』にも触れてみてほしい。

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