今回は映画『スノーピアサー』のあらすじと見どころを紹介します。ポン・ジュノ監督によるSFアクション映画で、氷河期に陥った地球を走り続ける列車を舞台にした作品です。クリス・エヴァンス、エド・ハリスといった豪華出演者も見どころです。
陸海空を駆け巡るバトルアクション『ワンダーウーマン1984』
Netflixでリブート版も配信されたヒット作
『パラサイト 半地下の家族』ポン・ジュノ監督のハリウッド進出作
フランスのグラフィックノベルを原作に、『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノ監督が手がけた映画『スノーピアサー』。
ポン・ジュノ監督にとっては、ハリウッド進出を果たす作品となりました。
舞台となる走り続ける列車の中は不安と閉塞感が充足しており、それはさながら格差社会の縮図のよう。
息苦しいほどのディストピアな世界観に飲まれてしまうようで、アクションの見応えもたっぷりある作品に仕上がっています。
リブートしたドラマ版がNetflixで制作されたほどの人気作です。
映画『スノーピアサー』あらすじ
走り続ける列車である男が仲間とともに反乱を企てる
全世界で深刻化する地球温暖化を防ぐために人工冷却物質を散布した結果、新たな氷河期に突入した地球。
その出来事から17年後の2031年、わずかに生き残った人々は、永久不滅のエンジンをもち、1年かけて地球一周する列車“スノーピアサー”で暮らしていた。
その列車こそが、氷に覆われた地球上で人類が生存できる唯一の場所。
車内は富裕層と貧困層に分けられていて、無賃車両である最後尾の車両は飢えた人々であふれている状態…。
反対に、前方車両の乗客たちは、氷河期以前の生活と変わらない日常を送っている。
そんな中、この列車の主であるウィルフォード産業によって虐げられてきた歴史を変えて、平等な世界を取り戻そうとするカーティス（クリス・エヴァンス）は、仲間とともに反乱を企ててウィルフォード（エド・ハリス）がいる先頭車両を目指していくが…。
映画『スノーピアサー』のみどころはキャスト！
クリス・エヴァンスほか豪華キャストが集結！
反乱を起こそうとする主人公・カーティスを演じるのは、「アベンジャーズ」シリーズでキャプテン・アメリカを演じたクリス・エヴァンス。
迫力あるアクションはもちろん、カースト底辺の最後尾車両を率いるリーダーとしての苦悩や葛藤も見事に体現しています。
対する絶対的な権力者であるウィルフォードには、『トゥルーマン・ショウ』の名優エド・ハリス。
後方車両の精神的リーダーであるギリアムには、『ハリー・ポッター』シリーズのジョン・ハートがそれぞれ扮しています。
また、各車両の扉を開けるセキュリティーのプロであるナムグン・ミンスは、『パラサイト 半地下の家族』でもポン・ジュノ監督と組んだソン・ガンホが演じました。
『スノーピアサー』作品情報
原題：Snowpiercer
原作：ジャン＝マルク・ロシェット、ベンジャミン・ルグラン、ジャック・ロブ
監督：ポン・ジュノ
脚本：ポン・ジュノ、ケリー・マスターソン
出演：クリス・エヴァンス、ソン・ガンホ、ティルダ・スウィントン、ジェイミー・ベル、オクタヴィア・スペンサー、エド・ハリス ほか
製作国：韓国・アメリカ・フランス
製作年：2013年
上映時間：125分
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