日本ゲーム発の人気キャラクターがハリウッドで実写化！『ソニック・ザ・ムービー』

3月26日（金）に、監督・脚本・製作ポール・W・S・アンダーソン×主演ミラ・ジョヴォヴィッチで、全世界を熱狂させたカプコンの人気ゲームを実写化した『モンスターハンター』が公開となった。
ポケットモンスターをモチーフにした『名探偵ピカチュウ』（2019年）の“モフモフ”ピカチュウを覚えている人は多いと思うが、「バイオハザード」シリーズを代表作に、これまで度々海外で日本のゲームは映画化されている。
今回紹介するハリウッド映画『ソニック・ザ・ムービー』（2020年）もまた、その系譜に連なる1作。
日本生まれの人気ゲームキャラクターの大活躍を描き、全米興行収入1億4600万ドルを叩き出したスーパー・スピード・アドベンチャーだ。

原作はセガのビデオゲーム「ソニック」シリーズ

日本ゲーム界を牽引するゲーム会社「セガ」が1991年に発売したゲームソフト「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」。
全世界400万本超えの大ヒットとなったこのソフトはシリーズ化され、主人公のソニック・ザ・ヘッジホッグは、セガの看板キャラクターとなっている。
自由な精神を持ち、困っている者を見過ごせない心優しき超音速のハリネズミ「ソニック」。
この人気キャラクターを主人公とする本作では、宇宙から地球へとやってきたソニックと、彼を捕まえようとする悪の天才科学者“ドクター・ロボトニック”のハイスピードな攻防戦が描かれる。

あらすじ

悪の天才科学者から追われるソニックは、保安官トムに助けを求め…。

宇宙の自然豊かな星で暮らしていたソニックは、ある日、彼の“スーパーパワー”を狙うナックルズに襲われる。
彼の親代わりを務めるフクロウのロングクローは空間移動のできるリングをソニックに与え、自分が犠牲となって彼を地球へと逃がす。
それから10年、ソニックは米・モンタナ州グリーンヒルズで人目を避けて暮らしていたが、孤独に耐えきれなくなった彼は予期せずして大規模な停電を引き起こしてしまう。
不審に思った国防総省が調査に乗り出し、依頼を受けた悪の天才科学者ドクター・ロボトニックがハイテク・ドローンを使ってグリーンヒルズの徹底調査を開始する。
ピンチに陥ったソニックは、サンフランシスコ市警で働くことを夢見る保安官トムの家の敷地に逃げ込み、助けを求めるのだった。

ジム・キャリーがマッドサイエンティストを怪演！

悪の天才科学者ドクター・ロボトニックを演じたのは、コミカルな役柄を得意とするジム・キャリー。
『グリンチ』（2000年）の主人公グリンチや『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』（2004年）のオラフ伯爵を彷彿とさせる振り切った演技でマッドサイエンティストを怪演している。
そして陽気で好奇心旺盛だが孤独なソニックの声を「スターウォーズ」シリーズ（BB-8役）のベン・シュワルツ、そして保安官トムを「X-MEN」シリーズのジェームズ・マースデンが演じた。
ちなみに日本語吹替版では、ソニックを中川大志、ドクター・ロボトニックをジム・キャリーの吹替でお馴染みの山寺宏一が担当している。

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