今さら紹介するファンタジー映画おすすめ|洋画編Part.1
『ホビット 思いがけない冒険』より © 2012 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED.

こんにちは&こんばんは。今回、ご紹介する作品はファンタジー映画でお馴染みの「ホビット」シリーズ。作品を知っている人と知らない人むけに分けて紹介しますので、ネタバレが気になる人も安心して読み進めていただければと思います。それでは参りましょう。

【レビュー】ファンタジー映画好きには絶対おすすめしたいシリーズ!

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『ホビット 竜に奪われた王国』より

 前提として映画「ホビット」シリーズは、大ヒット映画「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの前日譚を描いた新3部作で、原作はJ・R・R・トールキンが執筆した「ホビットの冒険」です。
 本作は「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのファンにとっては、さまざまな過去や“答え合わせ”が出来る作品ですが、その前にファンタジー映画としてものすごく楽しめるのでちょっと長めですが見どころをご紹介。
 まず、筆者的にファンタジー映画で大切だと思う「冒険」「発見」「キャラクター」「非日常性」の4項目それぞれが楽しめます。

「冒険」…見どころは何といっても登場人物の視点によって目的が変わるところ。マーティン・フリーマンが演じるホビット(大人に成長しても身長が人間の子供くらいの種族)のビルボ視点であれば未知の冒険、ドワーフのリーダー・トーリン(リチャード・アーミティッジ)視点であれば一族の誇りと故郷を取り戻す冒険、魔法使いのガンダルフ(イアン・マッケラン)視点であれば世界の命運を見据えた冒険と、大きく3つに分かれます(一部ネタバレになるので省略)。

「発見」…世界の広さ、友人関係の難しさ、信頼、夢、恋、現実、試練とさまざまな要素の「発見」があります。主人公を誰にして作品を見ていくかで、「発見」の要素も変わるので見返す度に楽しめます。

「キャラクター」…ホビットやドワーフ、エルフや魔法使い、そしてオークやゴブリン、トロール、ドラゴンと挙げ始めるとキリがないくらい個性的なキャラクターたちが登場します。ファンタジーの世界観にあった特殊メイクやCGを駆使して表現した、魅力的な彼ら彼女らの姿は要チェック!

「非日常性」…候補はいくつかありますがやはり「こんな世界がもし現実に過去にそして未来にあったなら」と想像を膨らませられる非日常的なストーリーです。シリーズを通してその非日常性を映像化したピーター・ジャクソン監督や、表現した俳優陣は本当に凄いと思います。

「ベースとしている小説が大人気作品なだけ」と思う方もいるかもしれませんが、原作が人気になればなるほど“映像化”は難しいもので(作品名は挙げませんが、失敗では?と筆者が思う作品も多々あります…)、ましてや「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで大成功を収めたうえでの前日譚の作成(しかも3部作!)は、かなりのプレッシャーだったかと思います。映画を鑑賞する際は、この没入感MAXの世界観を存分に楽しんでしまいましょう♪

前日譚シリーズ第1作『ホビット 思いがけない冒険』

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【見どころ/ネタバレなし】大人になっても人間の子供サイズだけれど、勇気や心の広さは誰にも負けないホビットのビルボがある日、驚きに満ちた大冒険に! 個性豊かな仲間たちとともに挑むのは、ドワーフの故郷を取り戻す危険な旅…。さまざまな出会いの中で彼らが行きつく終着点とは?

【シリーズを知っている人むけ】ビルボがフロドにほのめかした冒険の全貌がついに明かされる。「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズでは描かれなかった「ガンダルフ」「ビルボ」たちの過去に要注目! ヒント:「スティング」や「ゴラム」のエピソードも!

とある冒険の始まりと終わりを繋ぐ第2作『ホビット 竜に奪われた王国』

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【見どころ/ネタバレなし】 ビルボやドワーフたちからなる一行は、エルフの手助けもありはなれ山に向かう。ビルボは手に入れた指輪の力を使うことで人知れず危険から逃れていたが、穢れの王アゾグの魔の手が迫っていた…。彼らは無事に目的地につけるのか…。

【シリーズを知っている人むけ】 「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズよりファンが多いレゴラス(オーランド・ブルーム)にまつわるエピソードや、ドワーフとエルフの恋模様、そして「スマウグ」についても明かされていくシリーズ第2作。「グローインの息子」 が分かる人にはニヤリのシーンも。

物語の終わりとそして始まりを描く第3作『ホビット 決戦のゆくえ』

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【見どころ/ネタバレなし】 エレボールにようやく到着した一行は、王の宝石と呼ばれるアーケン石を手に入れるため、ビルボに探してもらうことに。しかし、その行いをきっかけに竜の怒りに触れてしまったドワーフたちは、因縁の相手でもあるスマウグと対決することになってしまう…。登場人物たちのそれぞれの物語が終わりを迎えるシリーズ第3作。ホビットとドワーフたちの大冒険が行きつく壮大な物語の終着点に刮目せよ!

【シリーズを知っている人むけ】 なぜ、指輪がビルボを通してフロドに託されたのか。「レゴラス」「ガラドリエル」「ガンダルフ」そして「冥王」の知られざるエピソードや、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズでは描かれていないドワーフの戦闘シーンなど、見どころ満載の前日譚シリーズ完結編。中つ国の命運を懸けたもうひとつの冒険の終わりと、そして始まりの瞬間をお見逃しなく。

ザ・シネマで視聴できる方は8月7日にイッキ見も可能!

『ホビット 思いがけない冒険』

【監督】ピーター・ジャクソン
【出演】イアン・マッケラン、マーティン・フリーマン、リチャード・アーミティッジ、ジェームズ・ネスビット ほか
【制作年】2012

[字幕放送]7日 15時00分~18時00分 
[字幕放送]11日 21時00分~深夜0時00分 
[吹き替え放送]11日 12時45分~15時45分

『ホビット 竜に奪われた王国』

【監督】ピーター・ジャクソン
【出演】イアン・マッケラン、マーティン・フリーマン、リチャード・アーミティッジ、ベネディクト・カンバーバッチ、オーランド・ブルーム、ルーク・エヴァンス、ケイト・ブランシェット ほか
【制作年】2013

[字幕放送]7日 18時00分~21時00分
[字幕放送]12日 21時00分~深夜0時00分
[吹き替え放送]12日 12時00分~15時00分

『ホビット 決戦のゆくえ』

【監督】ピーター・ジャクソン
【出演】イアン・マッケラン、マーティン・フリーマン、リチャード・アーミティッジ、エヴァンジェリン・リリー ほか
【制作年】2014

[字幕放送]7日 21時00分~23時45分 
[字幕放送]13日 21時00分~23時45分 
[吹き替え放送]13日 12時30分~15時00分

さて、長くなりましたがここらで一区切りとします。次回は「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズをご紹介予定ですが、ひとまずファンタジー映画が大好きな人は「ホビット」シリーズ、是非ご覧ください。昔ほどファンタジー大作が出てこないことに悲しみを覚える今日このごろですが、さまざまな技術革新が進む今でも楽しめる映画作品たちをこれからもご紹介できればと思いますので、よろしくお願いいたします。それでは。

『ホビット 思いがけない冒険』
© 2012 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED.
『ホビット 竜に奪われた王国』
© 2013 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. and WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
『ホビット 決戦のゆくえ』
© 2014 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED.

(情報は記事公開時点の内容です)

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