マーベル最新作『エターナルズ』は事前知識を少しいれて臨むのが吉

11月5日(金)に公開となった映画『エターナルズ』。『ノマドランド』のクロエ・ジャオ監督がおくるマーベル映画シリーズの最新作だ。公開日当日に劇場に足を運んだ筆者が、これから見る人に向けて、事前に押さえておいた方が良いと思うポイントをネタバレなしで紹介する。

『エターナルズ』あらすじ

地球に新たな脅威が迫るとき、7000年にわたり人智を超えた力で人類を密かに見守ってきた、10人の守護者がついに姿を現す。
彼らの名は、エターナルズ。だが、地球滅亡まで残された時間はたった7日。
タイムリミットが迫る中、彼らは離れ離れになった仲間たちと再び結集し、人類を守ることができるのか?
そして、彼らを待ち受ける〈衝撃の事実〉とは…アベンジャーズに次ぐ、新たなヒーローチームの戦いが始まる!

『エターナルズ』公式サイトより

基本設定はテキストで説明される

冒頭の説明テキストは集中して見よう

冒頭、『エターナルズ』の基本設定が、“テキストだけ”で紹介される。
そんなに難しくはないが、この部分を見逃すと、その後もなんだか分からない感じになってしまうので要注意だ。
以下にも簡単に基本設定を記載しておくので活用してほしい。

宇宙には、「セレスティアルズ」という神様的な存在がいて、その中の「アリシェム」が地球に向かわせたのが「エターナルズ」。
エターナルズを向かわせた理由は、地球に生息する「ディヴィアンツ」という邪悪な生命体を全滅させるため。
ディヴィアンツから人類を守ることで、人類を繁栄させることがエターナルズの使命だ。

とりあえずはこれを押さえておけばOK。
付け加えるとしたら、エターナルズが送りこまれたのは紀元前で、そこから7,000以上経った現代が物語の舞台になるということくらい。
そうなると、サノスとの戦いになぜエターナルズが参加しなかったのか?という疑問も出てくると思うが、そこは本編中にシンプルな回答が明示される。

あとはここから展開されるストーリーをお楽しみに。

主要キャラクターの名前と顔は一致させておこう

最低限5人憶えておけば何とかなる

本作は、回想シーンで時間軸が過去になることが何度かあったり、現代パートでも世界中を移動したりするので、結構忙しい映画だ。
加えて、エターナルズだけで10人いるので、場合によっては、今の会話は誰の事を言っていて、どういう状況なのか分からなくなってしまうこともあるかもしれない。
なので、事前にキャラクターの名前と顔を一致させておくのが吉なのだが、全員記憶するのは難しいと思うので、“最低限この5人”というキャラクターをピックアップしておく。

①セルシ
エターナルズの一員で、本作の実質的な主人公的立ち位置。
彼女を中心に物語が進んでいくため、とりあえず憶えておこう。
なお、現代では地球人の彼氏がいる。

②イカリス
エターナルズの一員で、セレスティアルズへの忠誠心が誰よりも強く、戦闘においてもかなりの実力者。
セルシの元カレで、そのこと絡みで彼も物語の中心的な役割を果たす。

③エイジャック
地球に送りこまれたエターナルズのリーダー。
セレスティアルズと交信できる唯一の存在で、物語の鍵を握る重要人物。

④アルシェム
エターナルズを地球に向かわせたセレスティアルズ。
人ではないため比較的憶えやすいとは思うが、姿はあまり登場しないのに名前は頻繁に出てくるため、憶えておいた方が良いキャラクター。

⑤スプライト
12歳の子供のような外見のエターナルズ。
子供キャラは1人しかいないので何となく分かると思うが、彼女は“女の子”であるということだけ憶えておくと良い。

物語を追っていく上では、最低限この5人を押さえておくと良いだろう。
もちろん、上記にあげなかったエターナルズのメンバーたちも魅力的なので、お気に入りのメンバーを見つける楽しみも味わってみてほしい。

エンドロール後にも映像がございます

映像は2回あるので席を立つのは明るくなってから!

筆者は基本、明るくなるまで席を立たないタイプの人間なのだが、中にはエンドロールが流れているうちに出ていくという人もいるだろう。(実際、筆者の隣に座っていたおじさんは途中で2回目のエンドロール時に席を立った)
だが、『エターナルズ』(というかマーベル映画)において、それはやめておいた方が良いとお伝えしておきたい。

本作は、主要キャスト&スタッフだけのエンドロールのあとに1回、その後のフルサイズのエンドロール後に1回と、計2回映像が流れる。
そのどちらもが、今後の『エターナルズ』シリーズ(もしくは他のマーベル映画)に関わってくるであろう内容なので、席を立つのは是非とも明るくなってからにしてほしい。

作品情報

『エターナルズ』

2021年11月5日(金)全国ロードショー
監督:クロエ・ジャオ
脚本:クロエ・ジャオ AND パトリック・バーリー
製作:ケヴィン・ファイギ
視覚効果監修:ステファン・セレッティ
コスチューム・デザイナー:サミー・シェルドン・ディファー
製作総指揮:ルイス・デスポジート

出演:ジェンマ・チャン/セルシ、リチャード・マッデン/イカリス、クメイル・ナンジアニ/キンゴ、リア・マクヒュー/スプライト、ブライアン・タイリー・ヘンリー/ファストス、ローレン・リドロフ/マッカリ、バリー・コーガン/ドルイグ、マ・ドンソク(ドン・リー)/ギルガメッシュ、ハーリッシュ・パテル、キット・ハリントン/デイン、サルマ・ハエック/エイジャック、アンジェリーナ・ジョリー/セナ

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