英語を話せない平凡な主婦が異国の地で輝きを取り戻していく様を描いた感動のインド映画。インドの国民的女優シュリデヴィが、新鋭女性監督ガウリ・シンデーのデビュー作で15年ぶりに復帰。中流家庭で存在価値を見出せずにいた専業主婦が、人種のるつぼニューヨークで自分らしさを取り戻していく姿が爽快な感動を誘う。
インド映画界に旋風を巻き起こす新鋭女性監督ガウリ・シンデー
ど派手なアクションと歌とダンスが満載という、インド映画=ボリウッド映画のイメージを本作で一新したガウリ・シンデー監督。企業CMを制作するクリエイティブ・ディレクターとしての顔を持つ一方、短編映画も制作し『Oh Man(2001)』はベルリン国際映画祭出品作品にも選出された。初の長編監督作品となった『マダム・イン・ニューヨーク』は、自身の母親との関係をもとにしたもの。本作はトロント国際映画祭に出品され高評価を得る。インド国内でも大ヒットを記録し、2012年に成功したボリウッド監督のベスト5にも選ばれた。
インドの国民的大女優・シュリデヴィが15年ぶりに復帰
1963年生まれのシュリデヴィ。4歳で子役デビューし、演技のみならず、ダンスでも人々を魅了。ボリウッド映画界のアイドルの先駆けでもあるシュリデヴィは、常にトップ女優ベスト5にランクインするほど。コメディからサスペンス、アクション、ロマンスなどジャンルレスに活躍するインドの国民的大女優。本作では、中流家庭で自分の存在価値を見出せずにいた専業主婦を演じる。
世界中の女性たちが共感し涙したハートフルストーリー
多忙なビジネスマンの夫と子ども2人と暮らす専業主婦シャシ。インドの公用語でもある英語が苦手なせいで、事あるごとに夫や子供たちからからかわれ、傷つき、不満を持って日々を過ごしていた。そんなある日、ニューヨークに住む姉から結婚式の手伝いを頼まれたシャシは、悩んだ挙げ句に単身で渡米することに。ところが到着早々、英語を話せないことからトラブルが続発。シャシは一念発起し「4週間で英語が話せる」と謳う英会話学校へ通い始める。
初めてのニューヨーク。彼女の人生の輝きを取り戻す旅がはじまる。
マダム・イン・ニューヨーク
2020年9月9日 27:30~30:00(字幕)
2020年9月24日 10:00~12:30(字幕)