ジョニー・デップと言えば、 個性的な役柄を演じることが多い実力派俳優。出演している作品では「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズや『チャーリーとチョコレート工場』、『シザーハンズ』などの有名な作品もあるので、知っている人も多いはず。そんなジョニー・デップが本作で演じるのは、真面目に生きてきたのに余命が残りわずかと宣告されてしまう大学教授のリチャード。人生の終着点が近づいた時、彼が思うこととは?
2020年8月21日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
提供・配給:キノフィルムズ 配給協力:REGENTS
余命宣告と妻の告白
良い父親として真面目に生きてきた大学教授のリチャード。しかし、そんな彼に告げられたのは「余命180日です」という無慈悲なひとこと。そこに追い打ちをかけるように妻のヴェロニカが口を開く…。「私、不倫しているの」。
教授としての仕事と学生との触れ合い
寿命が残りわずかなのと妻の不倫を知ったリチャードは、人生を謳歌しようと決心。授業中に酒を飲み、マリファナをたしなみ、生徒をつれてバーにも繰り出す。好きなことをして、ルールや立場に縛られない生き方は、リチャードにとって新しい試みだったが、その破天荒さは周りの人々にも影響を与えていく。しかし、病魔は着実にリチャードを蝕んでいた…。
迫るタイムリミットと友人の存在
家族にすらガンが見つかったことを知らせていなかったが、親友のピーターには打ち明けたリチャード。楽しい毎日を送る反面、次第に悪化していく彼の体調に、周りも気づき始める…。刻一刻と迫るタイムリミットのなかで、リチャードは家族にガンであることを伝えられるのか…。
【レビュー】ジョニー・デップの凄さを実感するユーモラスな映画
命の大切さ、生きる意味、同性愛、異性愛、友情、夫婦の問題などなど、シリアスになりがちな問題を爽やかに描く本作。ジョニー・デップ演じる主人公のリチャードは個性的なキャラクターだが(光の速さで行うナンパのテクニックは見もの)、脇を固める出演者たちもさりげなく豪華。筆者的にはゾーイ・ドゥイッチ演じる学生のクレアが良い感じのアクセントになっています。また、こんな大学教授がいたら、モテること間違いなしなので、“男力”を上げるにもおすすめの映画です。
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