『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』作品情報を紹介

任天堂が世界に誇るゲーム「スーパーマリオブラザーズ」が原作のアニメ映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が世界で大ヒット上映中。4月28日の日本公開前にキャストなど作品情報をご紹介します。

映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のイントロダクション

世界で最も人気のキャラ「マリオ」が主人公の映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』

日本が世界に誇るコンピューターゲームの開発などを行う「任天堂」。その任天堂が生み出した代表作のゲーム「スーパーマリオブラザーズ」シリーズは、世界中に多くのファンから愛されています。1985年に誕生した「スーパーマリオブラザーズ」は日本国内で大ヒットし、全世界でも数千万本の売り上げを記録し、ギネス世界記録にも認定されています。そのゲームの主人公である「マリオ」は世界で最も知られているゲームキャラクターとされています。

その人気ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」シリーズを原作とし、『ミニオンズ』『怪盗グルー』シリーズなど多数の大ヒット作を手掛けたアメリカのアニメ製作会社「イルミネーション」と任天堂がタッグを組んで、今作『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が製作されました。アメリカ大手映画製作・配給会社「ユニバーサル・ピクチャーズ」が全世界に向けて配給を手掛けています。監督はアーロン・ホーバスとマイケル・ジェレニックの2人が務め、製作には任天堂代表取締役フェローの宮本茂氏と、イルミネーション創業者でCEOのクリス・メレダンドリ氏がプロデューサーを務めています。

世界で最も知られているゲームキャラクター「マリオ」の声を担当するのは映画『ジュラシック・ワールド』で主演を務め、数々の作品で声優としても活躍するクリス・プラット。日本語吹き替え版では人気声優で俳優、歌手として幅広い活躍をつづける宮野真守。他にもゲームの世界観やキャラクターの個性を見事に表現している実力派俳優陣が顔を並べています。

「スーパーマリオブラザーズ」の映画化は、1986年に日本で公開されたアニメ映画『スーパーマリオブラザーズ ピーチ姫救出大作戦!』、1993年に世界で公開された実写映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』に続いて、今作『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は3作目となります。

今作『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は2023年4月5日からアメリカをはじめ多くの国で公開され、各国で大ヒットを記録。公開からわずかな期間で興行収入1,000億円突破に迫り、さらなる記録が打ち立てられることが期待されています。4月28日に日本で公開される『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が待ち遠しいですね。

マリオの雄姿が見られる 映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』

世界で大ヒット上映中 注目人気映画のあらすじ

ニューヨークで配管工を営む双子の兄弟マリオとルイージ。謎の土管で迷い込んだのは、魔法に満ちた新世界。そこでは大魔王クッパが、手下のノコノコやクリボーらを従えて世界を支配しようと目論んでいた。キノコ王国のピーチ姫は民たちとクッパの襲来を迎え撃とうと態勢を整えていた。そんな中、マリオの弟・ルイージがクッパに囚われてしまう。

「弟のためなら何だってやる」―――

マリオはルイージを助けるためにピーチ姫やキノピオたちと仲間になり、大魔王クッパを倒す旅に出る。

離ればなれになったマリオとルイージの兄弟が、絆の力で世界の危機に立ち向かう!

映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』宮野真守が演じるマリオ

世界で上映 注目映画の人気登場人物たちを紹介①

今作に登場する注目のキャストをご紹介します。

主人公の「マリオ」。双子の弟・ルイージ想いのしっかり者。新しく始めた配管工の仕事がなかなか上手く行かない中、意図せず新世界のキノコ王国へ飛ばされる。そこでルイージと離ればなれになる。

マリオの声を担当するのは俳優のクリス・プラットです。クリスと言えば、映画『ジュラシック・ワールド』で主演を務めた実力派俳優。声優としても数多くの作品に出演して、見事なまでにキャラクターを演じて好評を博しています。また、主人公ピーター・ジェイソン・クイル(スター・ロード)を演じているMCU映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ第3作となる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』の公開(日本:2023年5月3日/アメリカ:同年5月5日)も控えており、ノリに乗っているクリスが演じるマリオが楽しみです。

日本語吹き替え版では、人気声優で俳優としても活躍している宮野真守がマリオを演じます。幼少時から「スーパーマリオブラザーズ」シリーズのゲームを愛好していたという宮野は、マリオを演じることになり「声優ってすごい」と喜びを露わにしています。今作『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のトレーラー(予告編)が紹介されると、大きな話題を呼びました。幼少期からエンタメの世界に身を置き、俳優・声優として数多くの作品で見事なまでにキャラクターを演じてきた宮野。その彼が演じるマリオに期待の声が集まっています。劇場では“マリオ愛”あふれる宮野真守が演じるマリオの世界観を堪能してください。

主人公マリオの最愛の弟「ルイージ」。献身的で心配性な弟であり、ビジネスパートナー。兄弟がワープゾーンに落ちてしまった後、ルイージはクッパに捕らえられてしまいます。

ルイージの声を担当するのは俳優でコメディアンとして活躍するチャーリー・デイです。チャーリーは『モンスターズ・ユニバーシティ』で足が長く紫の毛むくじゃらなモンスター「アート」を演じたことで有名です。

日本語吹き替え版では、畠中祐が見事に演じています。両親がともに役者という畠中は小学生の時、映画『ナルニア国物語』の主要キャストに抜擢されたことで一躍有名になりました。それ以降、映画やアニメなど数多くの作品でキャラクターを好演しています。兄のマリオと離れ、大魔王クッパに囚われ命の危機にさらされるルイージの繊細さを熱演しています。そんな畠中が演じるルイージを、宮野は「人懐っこい性質って、ルイージによく合っている」と評しています。劇場では、畠中の人懐っこいルイージの個性を受け止めたいですね。

英語版も日本語吹き替え版も個性豊かなキャスト

世界で上映 注目映画の人気登場人物たちを紹介②

マリオらと対峙する大魔王「クッパ」。権力欲の強い究極の悪役で、クッパ族の王であり、ダークランドを支配している。スーパースターを盗みキノコ王国を支配しようとした時、全世界は危機に陥ってしまう…。

クッパを演じているのは人気個性派俳優のジャック・ブラックです。ミュージカルコメディー映画『スクール・オブ・ロック』で型破りな教師を演じたジャックはコミカルな役からシリアスな役まで幅広く演じることができる俳優として有名です。そのジャックは今作のプロモーションとして、アメリカのトーク番組にクッパのコスプレをして出演したり、MVにクッパとして、ピーチ姫への片思いを歌ったバラードを披露したりして話題となっています。強烈な個性を放つブラックが演じるクッパを観るのは楽しみですね。

一方、日本語吹き替え版では、声優の三宅健太が演じています。数多くのアニメ作品だけでなく、映画の吹き替えもたくさん担当しています。映画『アベンジャーズ』シリーズのマイティ・ソー役を演じていることでも有名な三宅健太。パンチの効いた迫力のある低めの声質の彼が演じるクッパはジャックのそれとは、違った個性を発揮しています

キノコ王国のリーダー「ピーチ姫」。有能でキノピオたちの守護者。クッパを阻止し、ルイージを救出するためマリオとともに冒険へ出発する。

ピーチ姫の声を担当しているが女優でモデルのアニャ・テイラー=ジョイです。アニャは2017年公開されたホラー・スリラー映画『スプリット』に出演し、話題となりました。ホラー系の作品に出演し、作品の中で絶叫するシーンがあり、“絶叫クイーン”と称されています。今作『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』はスリリングなシーンも登場するので、そこでアニャが演じるピーチ姫の絶叫が聞けると思います。

“絶叫クイーン”に対する、日本語吹き替え版を担当したのは声優の志田有彩です。声優として多くのアニメ作品に出演し、ファンの心を鷲掴みにしている志田ですが、映画の吹き替えとしても活躍しています。有名なところでは『X-MEN』シリーズの主要キャスト「ストーム」役を演じています。名俳優ハル・ベリーが演じ大活躍したキャラクターですが、志田はその世界観をそのままに演じていました。志田が演じるピーチ姫も才色兼備で勇ましく、頼れるリーダーです。志田は170センチと高身長で恰好良い女性ですが、スイーツ好きな可愛らしい側面もSNSなどで発信しています。ピーチ姫のキャラクターに志田の個性がマッチしていると思います。

アニメは聞こえる声によって、感じ方が違うと思います。原語版と日本語吹き替え版を両方観て、それぞれ違ったキャラクターの世界観を楽しむのも面白いと思います。

「マリオ生みの親」宮本茂氏やアンバサダー西野七瀬らが語る

世界で人気 「マリオが人間になった」「予想を超えた」

これまで「スーパーマリオブラザーズ」は2度映画化されてきました。しかし、今作はこれまでよりも「スーパーマリオブラザーズ」の世界観や、キャラクターの特性が表現され、完成度が高いと評判です。その理由は、「マリオ生みの親」である宮本茂氏(任天堂代表取締役フェロー)と、『ミニオンズ』など多数の大ヒット作を手掛けてきた「イルミネーション」創業者でCEOのクリス・メレダンドリ氏が共同プロデューサーとして製作に携わっていることです。彼らが関わることでキャラクターの世界観や高度なアニメーション技術が作品に反映されています。

今作がアニメーションデビューという宮本氏は、クリス氏とタッグを組んだきっかけについて「クリスさんの映画の作り方と、僕のゲームの作り方が似ているという話で盛りあがった。それならばクリスさんと一緒に映画を作ってみたらおもしろいのではないかというところから、スタートしました」と説明。制作過程について、宮本氏は「ゲームを大好きな人を裏切らない。ゲームを知らない人が観てもおもしろい」という点に重きを置いたそうです。一方、クリス氏は「デザイン、アニメ、ストーリー、音楽などすべてのプロセスを楽しみながら、細部まで拘った」と語り、スーパーマリオの世界観を楽しみながら制作に臨んだ様子。二人の想いが形になり、完成した作品に宮本氏は「マリオが人間になった」と、出来栄えに満足していました。

また、4月18日に都内で行われた「ジャパンプレミア」が開催され、宮本氏やクリス氏も登壇しました。宮本氏とクリス氏と一緒に参加したのが今作の公式アンバサダーに任命された元乃木坂46で俳優の西野七瀬と、マリオファン代表としてお笑いコンビ「よゐこ」の濱口優、有野晋哉。今作を見終えた西野は「期待を遥かに超えていた。迫力も臨場感も、没入感もすごい」と興奮気味に熱弁。ゲーム番組も担当し、ゲーマーとしても有名な有野は「どのゲームが映画に入ってくるんだろうと思っていたら、どれも入ってきた」と、マリオのゲーム愛好家として満足気な感想を語っていました。

宮本氏、クリス氏の両巨匠が手応えを感じているアニメ映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を見に劇場に行って、「スーパーマリオブラザーズ」の世界に入り込んでください。

ファンが集まる スーパーマリオブラザーズの世界観が満載のスポット

都内にも海外から多くのファンが訪れている

今作『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は日本での公開は2023年4月28日ですが、アメリカなどではすでに公開されています。公開からわずかな期間で様々な国で興行収入など記録となっているという記事が連日話題になっています。また、2023年2月にアメリカ「ユニバーサルスタジオ・ハリウッド」内にオープンした「スーパー・ニンテンドー・ワールド」は連日数時間待ちの人気スポットとなっているそうです。スーパーマリオの世界観をリアルに楽しめる空間は、大阪以外では初のオープンで、海外のセレブたちも訪れていることで注目されています。

さらには、海外の熱狂的なスーパーマリオブラザーズやnintendoのファンたちが、日本に来日。都内にある「任天堂」直営のオフィシャルショップにたくさんの外国人が訪れて、マリオやルイージ、クッパなどのグッズを買い求める姿がニュース番組の特集で報じられていました。

子どもだけでなく、大人も無邪気にマリオのぬいぐるみなどを抱える姿に、改めて世界中の「マリオ」「nintendo」の人気に驚かされました。

これから日本でも公開となる『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を日本の映画館で観たいと来日するファンも少なくないと思います。劇場で世界のスーパーマリオブラザーズファンと遭遇するかもしれませんね。

キャスト&スタッフ情報

日米の実力派が演じるスーパーマリオブラザーズ

『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』

<作品情報>
監督:アーロン・ホーバス/マイケル・ジェレニック
脚本:マシュー・フォーゲル
製作:クリス・メレダンドリ/宮本茂
製作会社:イルミネーション/任天堂
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ
公開:2023年4月5日(全米)/4月28日(日本)
上映時間:92分
ジャンル:アニメ
キャスト:マリオ(クリス・プラット/宮野真守)、ルイージ(チャーリー・デイ/畠中祐)、ピーチ姫(アニャ・テイラー=ジョイ/志田有彩)、キノピオ(キーガン=マイケル・キー/関智一)、クッパ(ジャック・ブラック/三宅健太)、ドンキーコング(セス・ローゲン/武田幸史)ほか

あなたにオススメ