年末年始に名作を見るなら、熱いファンに愛される『男たちの挽歌』がオススメ

例年なら帰省や旅行でバタバタしていたが、この年末年始はゆっくりと家で過ごす予定という方も多いだろう。
新作もいいが、時間があるときこそ過去の名作を見てみるのもいいかもしれない。
映画『男たちの挽歌』は30年以上経っていながらも、いまなお語り継がれる熱いファンのいる作品でおすすめだ。

なお、2021年1月にはBSスターチャンネルでも放送される。

あらすじ

敵の罠にハマったホーが出所後に見たのは…

強い友情で結ばれる偽札シンジケートの幹部ホーと相棒のマーク。
弟のキットが警官を志していると知ったホーは、闇社会から足を洗うため、部下のシンとともに最後の取引に向かう。
しかし、敵の罠によって投獄されてしまい、その報復のために敵地に乗り込んだマークは復讐を果たしたものの足に重傷を負う。
3年後、出所したホーはキットから軽蔑され、組織で権力を握ったシンの下でぞんざいな扱いを受けるマークの姿を目にする。

多くのクリエイターに影響を与えた香港ノワール

香港ノワールのブームの火付け役と言えるハードボイルド・アクション。
ジョン・ウー監督とチョウ・ユンファの名を世界的に知らしめることとなった傑作だ。
80年代の香港映画において新たな流れを開拓し、香港のみならず世界的に多くのクリエイターに影響を与えるエポックメイキングな作品と言っても過言ではない。

ジョン・ウー監督の様式美に惚れ惚れする

ジョン・ウー監督の様式美と言える演出が炸裂。
スローモーションを駆使した銃撃戦はスタイリッシュで惚れ惚れする。
特に、二丁拳銃を撃ちまくるチョウ・ユンファの強烈な存在感にはシビれるっこと間違いなし。
義理と人情が絡んだドラマチックなストーリーは日本人の好みに合い、日本でも多くの支持を得たことでも知られている。

放送情報